2020年10月03日
いいからいいから 長谷川義史
いいからいいから 長谷川義史 絵本館
先日読んだのは同作者の「おへそのあな」でした。
今回のこの「いいからいいから」もおへそが出てきます。
作者は、「おへそ」が好きで、「おへそ」にこだわりをもっておられます。
ユーモア絵本です。
よくいえば、心が広い、悪く言えば、断る決断力に欠けるおじいさんが主人公で、そこに孫の男児がからんできます。
シリーズものの絵本で、初回の今回のお客さんは、かみなりさまの親子です。
最初に、いまどき、かみなりさまが人間のおへそをとるということが、こどもに通用するのだろうかとおもいました。
たしか、雷がなる夕立(ゆうだち)の時におへそを出しているとおなかをこわすからというのが、言い伝えの理由でした。
あたまにツノをはやしたかみなりさまのおやじと息子が、つるっぱげのじいさまと孫の男児がいる家に来てしまいました。かみなりさまの訪問目的は、ふたりの人間のおへそをとることです。
悪いことをしようとしているかみなりさまの親子に対して親切なじいさまです。いいから、いいからです。
どういうわけか、おかあさんは怒らずに、だけど困った顔をしながらもかみなりさま親子にハンバーグの食事を出してくれました。
人から優しくされたことがない人は人に優しくできない人になります。
事件を起こす人を減らすためには、優しさを広げなければなりません。
おじいちゃんは、悪者と言われる人たちに(かみなりさまに)サービスを続けます。
おふろに入ってもらいました。
四人も入れる余裕の広さのおふろです。
かみなりさまのお背中も流しましょう。
お風呂が大きいと心もちも広くなるようです。
カエル柄(がら)の緑のパンツもサービスしましたが、かみなりさまに断られました。かみなりさまはやっぱり黄色に黒の虎のもようのパンツが似合います。
絵が、こどもっぽいと思わせるタッチです。読んでいると、こどもが、「ぼくでもかける」と言い出しそうです。
あーあ、おじいさんも孫の男児もかみなりさまにおへそをとられしまいました。人が良くて人にだまされるパターンです。それでも、「まあ、いいからいいから」です。おへそがなくてもこまることはなさそうです。
それでも孫はほろりと涙をこぼしています。おへそをかえしてー
かみなりさまから郵便で、謝罪のお手紙とおへそが二個届きました。よかった。
でも、おじいちゃんがじぶんのおへそをつける場所を間違えてしまいました。おなか以外のところにつけてしまいました。それがどこかはないしょです。
最後のページ。おー、こんどはお化けの親子が来ています。
おじいちゃん、オレオレサギに気をつけてね。
つづけて、
いいからいいから2 長谷川義史 絵本館
こんどはお化けが出てきます。
白くて、髪が長い女性で、足がありません。
おじいちゃんと男の孫の仲がいい。
ふたりで温泉旅行です。
夕ごはんが三人分あるのは、そのうちのひとり分はお化けが食べるごはんでしょう。
床の間に飾ってある色紙(しきし)に書いてあるのが、「くさいほど うれしや わが おなら」です。力がぬけていてほっとできます。
前回はかみなりさまの親子でふたりが登場しましたが、今回は、白い女のお化けがひとりだけです。
孫はこわがりますが、おじいちゃんはようこそウエルカムですとお化けを迎えます。
人間が怖がらないとお化けの存在価値がありません。お化けは悲しそうな表情をしています。
なんと、おじいちゃんは、お化けにマッサージを始めました。お化けに足がないので、足はもめません。
お化けを温泉に誘うおじいさんです。お化けが温泉に入ったら溶けてなくなるような気がします。
しっかり温泉につかるお化けです。これからどうなるのだろう。
湯上りにお化けもビールを飲むのか。なんだか、お化けじゃなくて、おっさんみたいです。
アサー(朝)です。お化けはもう旅館にはいません。
家に帰ってきてびっくり。
オチがおもしろい。
自宅のトイレにオバケがいます。おもしろかった。
絵をよく見ると、空高くをUFO(宇宙人の乗った円盤)が飛んで移動しています。
先日読んだのは同作者の「おへそのあな」でした。
今回のこの「いいからいいから」もおへそが出てきます。
作者は、「おへそ」が好きで、「おへそ」にこだわりをもっておられます。
ユーモア絵本です。
よくいえば、心が広い、悪く言えば、断る決断力に欠けるおじいさんが主人公で、そこに孫の男児がからんできます。
シリーズものの絵本で、初回の今回のお客さんは、かみなりさまの親子です。
最初に、いまどき、かみなりさまが人間のおへそをとるということが、こどもに通用するのだろうかとおもいました。
たしか、雷がなる夕立(ゆうだち)の時におへそを出しているとおなかをこわすからというのが、言い伝えの理由でした。
あたまにツノをはやしたかみなりさまのおやじと息子が、つるっぱげのじいさまと孫の男児がいる家に来てしまいました。かみなりさまの訪問目的は、ふたりの人間のおへそをとることです。
悪いことをしようとしているかみなりさまの親子に対して親切なじいさまです。いいから、いいからです。
どういうわけか、おかあさんは怒らずに、だけど困った顔をしながらもかみなりさま親子にハンバーグの食事を出してくれました。
人から優しくされたことがない人は人に優しくできない人になります。
事件を起こす人を減らすためには、優しさを広げなければなりません。
おじいちゃんは、悪者と言われる人たちに(かみなりさまに)サービスを続けます。
おふろに入ってもらいました。
四人も入れる余裕の広さのおふろです。
かみなりさまのお背中も流しましょう。
お風呂が大きいと心もちも広くなるようです。
カエル柄(がら)の緑のパンツもサービスしましたが、かみなりさまに断られました。かみなりさまはやっぱり黄色に黒の虎のもようのパンツが似合います。
絵が、こどもっぽいと思わせるタッチです。読んでいると、こどもが、「ぼくでもかける」と言い出しそうです。
あーあ、おじいさんも孫の男児もかみなりさまにおへそをとられしまいました。人が良くて人にだまされるパターンです。それでも、「まあ、いいからいいから」です。おへそがなくてもこまることはなさそうです。
それでも孫はほろりと涙をこぼしています。おへそをかえしてー
かみなりさまから郵便で、謝罪のお手紙とおへそが二個届きました。よかった。
でも、おじいちゃんがじぶんのおへそをつける場所を間違えてしまいました。おなか以外のところにつけてしまいました。それがどこかはないしょです。
最後のページ。おー、こんどはお化けの親子が来ています。
おじいちゃん、オレオレサギに気をつけてね。
つづけて、
いいからいいから2 長谷川義史 絵本館
こんどはお化けが出てきます。
白くて、髪が長い女性で、足がありません。
おじいちゃんと男の孫の仲がいい。
ふたりで温泉旅行です。
夕ごはんが三人分あるのは、そのうちのひとり分はお化けが食べるごはんでしょう。
床の間に飾ってある色紙(しきし)に書いてあるのが、「くさいほど うれしや わが おなら」です。力がぬけていてほっとできます。
前回はかみなりさまの親子でふたりが登場しましたが、今回は、白い女のお化けがひとりだけです。
孫はこわがりますが、おじいちゃんはようこそウエルカムですとお化けを迎えます。
人間が怖がらないとお化けの存在価値がありません。お化けは悲しそうな表情をしています。
なんと、おじいちゃんは、お化けにマッサージを始めました。お化けに足がないので、足はもめません。
お化けを温泉に誘うおじいさんです。お化けが温泉に入ったら溶けてなくなるような気がします。
しっかり温泉につかるお化けです。これからどうなるのだろう。
湯上りにお化けもビールを飲むのか。なんだか、お化けじゃなくて、おっさんみたいです。
アサー(朝)です。お化けはもう旅館にはいません。
家に帰ってきてびっくり。
オチがおもしろい。
自宅のトイレにオバケがいます。おもしろかった。
絵をよく見ると、空高くをUFO(宇宙人の乗った円盤)が飛んで移動しています。
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