2020年10月02日

恋愛小説家 アメリカ映画DVD

恋愛小説家 アメリカ映画DVD 1998年日本公開

 良作なのでしょうが、観ていて疲れる映画でした。
 ちょっと理屈ぽい。

 主人公の男性小説家は変な人間です。とても共感できません。まあ、改心はされますが。とてもベストセラー恋愛小説家とは思えません。頭がおかしい。不審者。心が病気です。
 男性主人公のメルヴィンは50歳ぐらい。有色人種を差別します。また、ユダヤ人も差別します。隣人のペットである子犬をマンションのダストシューターにほおりこみます。動物虐待です。ちょうど映画を観たときは動物愛護週間でした。(それでもダストシューターに入れられたワンちゃんのバーデルとはその後仲良しになりますが)
 ほかにも同性愛者への差別言動がありますし、潔癖症で、時間ごとの行動管理も異常です。
 主人公は、コーヒーショップで働く母子家庭の女性40歳ぐらいのキャロルを好きになるのですが、組み合わせがしっくりきません。
 犬を間において、ふたりの男女に愛が生まれて、女性のぜんそくもちの息子さんの世話を主人公のメルヴィンが行いますが、お金持ちによるお金の援助です。なんでもお金で解決して特別待遇はいいことではありません。お金で人の心を買うような行為です。

 メルヴィンがだんだん優しくなっていくのは観ていて気持ちがいい。

 古風なシーン割りふりの展開です。
 ロードムービーのような面がある映画です。主人公が車で移動しながらいい人に成長していきます。
 本人が最後に語ります。「(あなたのおかげで)いい人間になろうと思った」
 主人公は、ぶきような男でした。ふたりでよく話し合う努力をするのですが、主人公は、いつも言わなくてもいいことを言ってけんかになります。相手が怒るようなことをいくらでも相手に言える小説家男性主人公でした。

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