2020年08月25日

3人の信長 邦画DVD

3人の信長 邦画DVD 2019年公開

 1560年の桶狭間の合戦で、織田信長に逆転負けをした今川義元の家臣たちが、1570年の金ヶ崎の戦い(現在の福井県敦賀市)で朝倉義景の軍に追われて敗走する途中の織田信長を捕らえて、主君だった今川義元の仇討(あだうち)をしようとするスタートです。
 織田信長を捕らえてはみたものの、影武者が混じっていて、三人の信長がいるのです。今川軍の武士たちが困惑します。三人とも斬ることは武士の恥になるそうです。
 おもしろい設定です。発想がいい。
 コメディのようなギャグのようなシーンもあります。どの信長が本物の織田信長なのかわかりません。
 始まってしばらくして、自分なりに、オチを想像してみました。あたっていました。されど、さらにひとつ、ふたつとひねってあって、そこまでは知恵が及びませんでした。
 刀を使った斬り合いですからちょっとグロテスクなところもありますが、楽しい映画でした。
 言葉数の多い映画です。コメディが含まれているので、本格的武士道映画というわけではありません。娯楽映画です。
 記憶に残ったのは、「うつけ」という言葉、それから、「いつの時代も変わり者が天下を変える」というような内容のセリフでした。それから、伏線として、「のろし」
 影武者も組織を維持していくうえでは、必要な人材です。
 映画には説明はありませんが、やはり、『敵は手の内に置け。そして、敵を大事にせよ』は、負けないための戦法の鉄則です。組織が滅びるときは、外部からの力ではなく、内部からの力で崩れていきます。

この記事へのトラックバックURL

http://kumataro.mediacat-blog.jp/t140251
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい