2020年07月27日

美女と野獣 実写版DVD

美女と野獣 実写版DVD 2017年公開

 初めて観ました。去年の夏に映画館で観た『アラジン』と同じで、映像と歌声が美しいミュージカル映画でした。
 野獣は最後まで野獣で終わると思い込んでいました。王子に戻れてよかった。野獣の顔は牛みたいで、動きは、スパイダーマンとかキングコング、猿の惑星みたいでした。オオカミに襲われるベルを自分の体を犠牲にして助けた姿には感動しました。やっぱり、人は、見た目ではありません。
 愛情のこもったいい作品でした。ベルと野獣のやりとりは、夫婦げんかをしているみたいでほほえましかった。
 魔女に野獣にされてしまった王子は、小さいころから父親に厳しく教育されて性格がゆがんでしまったそうです。児童虐待ではないだろうか。家庭内暴力があったに違いない。野獣の王子が言っていました。「わたしが、いくと、(その場の)笑いが消える」かわいそうです。

 ベルが美しい女性だと思って観ていたら、ハリーポッターのハーマイオニーだということがしばらく観ていてわかりました。成長されました。エマ・ワトソンさんでした。
 なんとも父親孝行な娘さんで感心しました。

 コーヒーポットのおかあさんとコーヒーカップのぼくちゃん、ローソク立ての燭台にアナログ目覚まし時計、衣装ケースや白い鳥のほうきとかイスなんかがしゃべるのは楽しかった。みんな、心が優しい。
 さいごのほうの戦いで、魔女の魔法で変身させられたお城の人たちが、はちゃめちゃに活躍するシーンは、『ホームアローン』を観ているみたいでおもしろくて楽しかった。

 されど、日本人なので、魔女とか魔法の世界にはピンとくるものがありません。

 ベルの母親の病名がわからなかったので調べました。感染症「ペスト」でした。ネズミやノミから感染で、高熱、悪寒、咳などの症状があるそうです。(その後、カミュの『ペスト』の文庫本が家にあったので、いま、少しずつ読んでいます)

 よかったセリフとして、王子の「わたしは、野獣ではない」

この記事へのトラックバックURL

http://kumataro.mediacat-blog.jp/t139875
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい