2020年07月15日

ながーい5ふん みじかい5ふん 2020課題図書

ながーい5ふん みじかい5ふん リズ・ガートン・スキャンロンとオードリー・ヴァーニック・文 オリヴィエ・タレック・絵 木坂涼(きさかりょう)訳 光村教育図書 2020課題図書

(1回目の本読み)
 絵本です。
 ざっと目を通しました。
 『5ふん』という文字があまりにも多すぎて、つまらなかった。この絵本を読んだ5分間がもったいなかったような気がしました。
 5分間を人生の長さと関連づけてあるのかもという印象が残りました。

(2回目の本読み)
 また5分間をかけて、この絵本を読むことにしました。
 夫婦がいて、5歳ぐらいの男児がいて、そういう時期は、家族全員が、『時間』に追われて毎日を送っています。人生のタイムスケジュールにおいてもっとも過密で過酷な時期ともいえます。親は若くて体力があるのでのりきれます。

 こどもから見た大人の世界です。こどもが思うことは、時間にこだわることが、なにがいいのかがわからない。こどもは待てない。したいことはするし、したくないことはしたくない。待てるのがおとなです。

 ずっと楽しいことをしたいのが、こども。それは、動物見学のシーンでした。

 いそがしいと言っているのに、長話をするのがおとな。おとなの世界の矛盾があります。おとなは、ほんとうはヒマなんだ。いそがしいふりをしているだけなんだ。

 『時』と『場所』によって、同じ『5分』でも長く感じたり、短く感じたりする。いやなときは長いし、楽しい時は短い。

 待つことを楽しめるようになったら、『人生の達人』です。行列に並びながらも楽しそうにしている人たちがいます。けっこう、達人はたくさんいます。

 いやなことが終わるまで待つ。がまんができた人が勝ちというときもある。

 気のもちようということもある。

 慣れるということもある。慣れる訓練をするということもある。

 『めんどうくさい』は禁句。めんどうくさいと言ったら、いい仕事は仕上がらない。
 出来の良い完成品は、長い時間をかけてできあがります。
 少しずつ積み重ねていくことをいやがらないことが達成感を得られる近道です。

 最後の絵のシーンは意味がわかりませんでした。(パパがむすこに5分間絵本の読み聞かせをします)

(3回目の本読み)
 人間が一日に過ごす24時間のうちのうちわけとして、ねること、食べること、働くことです。

 クリーニング屋さんでの待ち時間
 病院での待ち時間
 犬、うさぎ、鳥の展示場で動物を見学する。
 図書館、歯医者、車の渋滞、トイレ、遊園地でのジェットコースター、さかなつりゲーム、料理をつくる。食器を片づける。おふろに入る。絵本の読み聞かせをしてもらう。

 いくつもの5分を積み重ねて人生が過ぎていく。なるべく、事件、事故、災害、病気にあわずに、5分間を積み重ねて、平和に暮らしていきたい。

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