2020年03月01日

光のお父さん 邦画DVD

光のお父さん 邦画DVD 2019年公開

 仕事人間の父親を讃える映画でした。あわせて、「気持ち」を大事にする映画でした。日本映画の神髄を観た思いがしました。
 鑑賞後に満たされた感覚がありました。

 ゲームのことを知らないので、知っている人が見ると、よりよくわかるのでしょう。
 「光(ひかる)」というこどもの父親のことをお父さんと言っているのかと思っていたらそうではありませんでした。
 ファイナルファンタジーというゲームのなかで、敵と戦うメンバーのことを光の戦士というらしく、戦士のひとりであるお父さん(岩本暁いわもと・あきら、60才、専務への昇任話を断って突然会社を辞めた)のキャラクターであるインディジョーンズが、映画では、光のように輝いていました。

 お父さんは、企業戦士として、長い間、単身赴任でした。稼いだ金を家族に渡すために、仕事優先で働いてきました。父親と息子や娘との会話が途絶えて久しい。
 息子が気をきかせて、ゲームの中で父子が、お互いにキャラクターになって会話をしようと試みます。

 「お茶漬けにまつわるストーリー」には、ほろりときました。

 「娘さんの彼氏紹介シーン」では、娘さんの彼氏が芸歴10年の売れない芸人志望で、今は、アルバイトで生計維持しているからということで結婚話に反対するお父さんですが、父親というものは、娘がこの人と結婚したいと言えば、反対することはできません。
 結婚するのは娘さんです。相手が、いいとか、悪いとかではなく、娘が、どんな男性を連れて来ても、承諾するという選択肢しかもたないのが、父親というものです。

 言葉の意味調べとして、
 不思議ちゃん:息子から見た父親像。父親が、どんな人なのか、なにを考えているのかわからない。
 シズル感:みずみずしさ。


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