2019年11月16日

15時17分、パリ行き 洋画DVD

15時17分、パリ行き 洋画DVD 2018年公開

 2015年にオランダアムステルダムからパリへ向かう列車の中で実際に起きた銃が使われた事件の映画化で、出ている主役級が三人の本人たちという売り込みフレーズを見て、そんなことができるのだろうかと興味をもって見ました。当事者である三人とも外見は俳優さんの雰囲気で、違和感はありませんでした。
 さらに出演者が、撃たれた本人とその妻も本人で、なんというか、事件の再現ドラマになっています。
 映画自体の事件シーンは、全体で94分のなかの短い時間でした。むしろ、映画が終わったあとの映像として12分間ぐらい、メイキングの話があり、そちらのほうが、内容が濃いと感じました。
 犯人と格闘した三人の青年のお話です。8歳、こども時代からのつきあいで親友の三人ですが、気質はそれぞれ違います。互いを補い合いながらの仲間関係です。共通するのは、小学生の頃は、周囲からやっかいもの扱いをされていたということです。学習障害児童扱いです。
 サバイバルゲームが好きで、戦争に行って、困っている人を助けたいということが、生きる動機です。だけど、奥行き知覚障害とかで、衛生兵の役割しか与えてもらえないことに不満をもっています。
 監督が87歳のクリントイーストウッドさんで、特典映像で見るともうおじいさんです。映画の世界で生き続ける人です。いったんオーディションで決めたキャストをひっくりかえしています。おそらく選ばれていた人たちも「しかたがないなあ」と許してくれたことでしょう。映画に関して言えば、もうなにをやっても許される伝説のような人です。
 あとは、このDVDを観る前日に、テレビで具志堅用高さんがレポーターをするイタリアヴェネチアの旅番組を見たのですが、同じような風景シーンがこの映画でも出てきました。この映画も同じく観光映画の側面をもっています。

 調べた言葉として、「カメオ出演:俳優、監督、歌手、原作者などが、ほんの短時間映像に映ること」

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