2019年10月17日

翔んで埼玉 邦画DVD 

翔んで埼玉(とんでさいたま) 邦画DVD 2019年公開

 最後のほうで、登場人物である結納に向かう若い女性愛海(あいみ)さんがつぶやくのですが、「なんなのこれ」という心境で、映画を観終えました。長かった。観続けることが、つらかった。
 関東の人間ではないので、比較(東京、埼玉、千葉、群馬、茨城、神奈川、都民、県民)の意識はないのですが、埼玉は、「ださいたま」、千葉は田舎ということで、下に見られることがあるといのは、テレビ情報で知っています。
 人間差別の映画で始まります。途中でシーンが、ラジオドラマに転換して、現実とドラマが行ったりきたりします。
 真剣になって見る映画ではありません。おもしろおかしい冗談物語です。埼玉県民は怒らないのだろうかと心配しますが、どうも怒らないようです。
 ベースの部分は物まねでしかありません。江戸時代の士農工商とかキリシタン弾圧のための踏み絵、サイタマホイホイ(ゴキブリホイホイ)、敵は流山橋にあり(敵は本能寺にあり)、川中島、カードゲーム、自虐的な歌。通行手形による移動の規制。
 わからないことも多い。なぜ、県に海がないとだめなのか。湘南に埼玉県民が来るといけないのか。最後は埼玉県(なにもないけれど設備がほどよく整っていて住みよい)を讃える内容で終わるのですが、不可解でした。
 映像は、コスプレ、男なのか女なのかわからない百美(ももみ)さん、宝塚歌劇風、おじょうちゃんごっこ、香港デモのような風景・光景(でも主張の中身がありません)、しらこばと(埼玉県民の鳥)、両腕を交叉させて両手の指でまるをつくる決めポーズ。
 とどもつまり(いきつくところ、結局)は、娯楽映画でした。
 駐車場での夫婦の口げんかがおもしろかった。
 状況説明のセリフがけっこう多かった。そして、長かった。映画館での鑑賞だったら途中で退出したと思います。
 評価が両極端に分かれる映画のようですが、なぜか、攻撃されている埼玉県民には受けいれてもらえている内容のようです。不思議。

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