2019年09月26日

北の国から‘89 帰郷 DVD

北の国から‘89 帰郷 DVD

 黒板純も螢も大きくなりました。
 純は東京へ。自動車整備会社で働きながら定時制高校へ通っていますが、いろいろ問題があります。転職3回目。髪は赤く染めて、バイク大好きです。
 螢は旭川市内の肛門科病院で看護学校に通いながら看護師になるための実習を受けています。 五郎さんは、螢とふたり暮らしで、車で駅まで、娘の送迎をしています。

 蛍は彼氏ができますが、患者と看護師、ドラマでは、そういう出会いってあります。ほのぼのカップルです。

 東京の純のほうは荒れています。ちょっと無理やりな脚本ではありますが、役者さんたちは、体当たりの演技をしてくれています。
 純の「オレは不良じゃない。赤い髪とかは、センスの問題だ」、なんとなく、この春に無差別殺傷事件があったときの犯人のセリフ「オレは、ひきこもりじゃない」という言葉を思い出しました。
 純が、富良野からの旅立ちのときに父親からもらった泥の付いた日付記入の1万円札2枚を盗まれて、傷害事件を起こすわけですが、いまは、キャッシュレスの時代、電子マネーの時代になりました。お札の日付にある1987・3・21のときには、キャッシュレス化は予測もできなかったことです。
 電話をかけるのに「100番通話(電話機を人さまから借りたときにダイヤルする。交換手が相手とつないでくれる。電話終了後、交換手が電話をかけてきて電話料金を教えてくれるので、電話の持ち主に電話料金を払う)」もなつかしい。
 純が解雇されて東京から帰郷します。富良野の人たちは心あたたかい。若い頃不良で番長だった4人が、純の赤い髪を黒く染めなおします。いい雰囲気でした。

 螢はいるも旅立つ人を見送る人です。
 
 黒板五郎が息子の純を慰めます。「(転職ばかりのことについて)しかたがないんじゃないか。これは、家系だ。気にするな」

 大里れいさんと純の再会は、個人情報保護がやかましくなかった当時だったからできたことです。

 黒板五郎の良かったセリフとして、「死んだ女房は、いい女でした」

 人生の浮き沈みの波が見えるようでした。

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