2019年09月23日
フォルトゥナの瞳 邦画DVD
フォルトゥナの瞳 邦画DVD 2019年公開
小説は読んだことがあります。本の内容はもう正確には覚えていません。当時の書評を読むと、設定が小説と映画では異なるようです。
暗い雰囲気の映画でした。不自由な予知能力者です。先日、横浜市で大型トラック立ち往生の踏切電車衝突事故があったので、映像がリアルに感じられました。
有村架純さんの可愛らしさに目がいってしまい、内容に感情移入がしづらかった。
木山慎ちゃんは、飛行機事故で生き残ったけれど、ずっと、自分が生き残った意味を探し続けていた。桐生葵(有村架純)さんと出会って、色のない世界が、色のある世界に変化した。ラブストーリーに重きをおいた映画でした。「純愛」を極めることがテーマと受けとめました。
2015年1月14日読書感想文記事
フォルトゥナの瞳 百田尚樹(ひゃくたなおき) 新潮社
出足が良かっただけに、惜しい。結末まできて、うーん。どうかなあ。
この作家さんの文章は早読みができるので、5時間ぐらい、1日で読みました。読ませる興味を呼び起こす力は強い。
他人の死期がわかる。書中の表現では、他人の死の予兆が見える。
以下、読書の経過です。
主人公木山慎一郎28歳。4歳の頃、自宅火災で両親と妹を失い施設で育つ。中卒後、定時制高校に通いながら働き、今は、高級車のコーティングの仕事をしている。舞台は神奈川県川崎市、横浜市周辺です。以前何度か訪れたことがあるので、身近でした。
はじまりで、就職口がなかなか見つからない木山をとおして、現代の世相がかかえる課題を扱っており、いい本にあたったかなと思わせてくれました。遠藤社長のセリフ、学歴で車は磨けないがよかった。
読み進めるワクワク感があります。自分の好みの物語世界です。
このあと同様の事例を並べて、そのあとどうもっていくのか。身近な人の死につなぎ、最後は亡くした家族の話もしくは、主人公自身の話につなげるというのはどうだろうか。
予知能力をもった者は、自分が「死に神」に思えてくるだろう。仏教の世界。巡り合わせ、「縁」。
その能力を活用して、富豪になってゆくのか。
その能力は、人を殺める(あやめる)ことにも使えるようになるだろう。
出し抜かれたような展開になったが、洋画ゴーストが頭に浮かんだ。
展開を予測できなくなってきた。
話題が恋愛に流れたのはどうか。理屈っぽくなってきて、素材の魅力が低下してきました。
後半に向かって、不気味さは、増してきました。情に流されるのか。流れはその方向へ向かっている。読み手も主人公と一緒に迷うし悩む。外を出歩かずに、ふとんにもぐってひきこもっていた方がいい。
本格派の小説ではない。アイデア伸ばしの虚構想像。女性像に固定観念があります。女性が女神になってしまっています。
疑問が残った部分として、指輪が戻った理由(なんとなくはわかる)、とある人の死因が不明。
自分の考えとしては、「運命」というものは、途中経過で何がどう変化しようと、迎える結末は変わらないと悟っています。
ラストシーンで、自発的にこうする人はいない。何かの縛りがほしい。
小説は読んだことがあります。本の内容はもう正確には覚えていません。当時の書評を読むと、設定が小説と映画では異なるようです。
暗い雰囲気の映画でした。不自由な予知能力者です。先日、横浜市で大型トラック立ち往生の踏切電車衝突事故があったので、映像がリアルに感じられました。
有村架純さんの可愛らしさに目がいってしまい、内容に感情移入がしづらかった。
木山慎ちゃんは、飛行機事故で生き残ったけれど、ずっと、自分が生き残った意味を探し続けていた。桐生葵(有村架純)さんと出会って、色のない世界が、色のある世界に変化した。ラブストーリーに重きをおいた映画でした。「純愛」を極めることがテーマと受けとめました。
2015年1月14日読書感想文記事
フォルトゥナの瞳 百田尚樹(ひゃくたなおき) 新潮社
出足が良かっただけに、惜しい。結末まできて、うーん。どうかなあ。
この作家さんの文章は早読みができるので、5時間ぐらい、1日で読みました。読ませる興味を呼び起こす力は強い。
他人の死期がわかる。書中の表現では、他人の死の予兆が見える。
以下、読書の経過です。
主人公木山慎一郎28歳。4歳の頃、自宅火災で両親と妹を失い施設で育つ。中卒後、定時制高校に通いながら働き、今は、高級車のコーティングの仕事をしている。舞台は神奈川県川崎市、横浜市周辺です。以前何度か訪れたことがあるので、身近でした。
はじまりで、就職口がなかなか見つからない木山をとおして、現代の世相がかかえる課題を扱っており、いい本にあたったかなと思わせてくれました。遠藤社長のセリフ、学歴で車は磨けないがよかった。
読み進めるワクワク感があります。自分の好みの物語世界です。
このあと同様の事例を並べて、そのあとどうもっていくのか。身近な人の死につなぎ、最後は亡くした家族の話もしくは、主人公自身の話につなげるというのはどうだろうか。
予知能力をもった者は、自分が「死に神」に思えてくるだろう。仏教の世界。巡り合わせ、「縁」。
その能力を活用して、富豪になってゆくのか。
その能力は、人を殺める(あやめる)ことにも使えるようになるだろう。
出し抜かれたような展開になったが、洋画ゴーストが頭に浮かんだ。
展開を予測できなくなってきた。
話題が恋愛に流れたのはどうか。理屈っぽくなってきて、素材の魅力が低下してきました。
後半に向かって、不気味さは、増してきました。情に流されるのか。流れはその方向へ向かっている。読み手も主人公と一緒に迷うし悩む。外を出歩かずに、ふとんにもぐってひきこもっていた方がいい。
本格派の小説ではない。アイデア伸ばしの虚構想像。女性像に固定観念があります。女性が女神になってしまっています。
疑問が残った部分として、指輪が戻った理由(なんとなくはわかる)、とある人の死因が不明。
自分の考えとしては、「運命」というものは、途中経過で何がどう変化しようと、迎える結末は変わらないと悟っています。
ラストシーンで、自発的にこうする人はいない。何かの縛りがほしい。
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