2019年09月22日

メシが食える大人になる! よのなかルールブック

メシが食える大人になる! よのなかルールブック 高濱正伸 日本図書センター

 広告を見て興味をもち取り寄せました。
 人生のアドバイス本です。前書きにある「これからの日本は厳しい時代を迎える。日本の経済は下り坂にある。人間関係も薄くなっている」は的確な指摘です。
 50のルールで構成されています。文章とイラストです。ときに、イラストのほうに気持ちが傾いていることがある読書でした。
 ごもっともなことが書いてあります。あたりまえのことをあたりまえにできないから悩むということはあります。
 読みながら考えたことです。「運」がいる。とくに、いい人に恵まれる「運」がいります。それから、なるべく悪人(善人を利用して利益を得ようとする人)から距離を置く。
 気に入ったアドバイスは多い。「笑い」の大切さ。
相手の心に耳を澄ます。人の言っていることと、その人の腹の中は正反対ということはよくあります。
 健康第一。
 歳をとってくると、アドバイスをしてくれる人が減ってきます。自分で考えなければならないのと、愛想をつかされている面もあります。
 「身近な人にこそていねいに」は、なかなかむずかしい。夫婦、親子、きょうだいで、よくもめるのは、言いたいことをストレートに言ってしまうからなのでしょう。それでうまくいくときもあるし、うまくいかないときもあります。
 もうひとつ気に入ったアドバイスとして、「親に完ぺきを求めない」
 「親にとってうれしいのは、こどもが笑って生きていること」も良かった。
 「変わることを恐れない」は、人によりけりでしょう。時代から置いていかれていても、しぶとく生きている人はたくさんいます。

この記事へのトラックバックURL

http://kumataro.mediacat-blog.jp/t136236
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい