2019年05月23日

せんろはつづくどこまでつづく 鈴木まもる

せんろはつづくどこまでつづく 鈴木まもる 金の星社

 シリーズ3作目です。
 ついに、新幹線が登場します。
 子どもさん向けの絵本です。
 よいしょ、よいしょ、おとこの子とおんなの子が、線路をかついで運んでいます。
 「つくる」作業の始まりです。
 蒸気機関車と新幹線、貨物列車が連なります。
 「異質なもの」をつなげる。
 観客は、うさぎ、しか、すずめ、ねこ、鳥はひばりでしょう。
 昔話の世界に白い新幹線が見えます。
 絵に迫力があります。
 実際は動かない絵ですが、じーっと見ていると動画に見えます。
 登りの坂道を列車が登っているのですが、電車といっしょに走っている鹿とうさぎにも勢いがあります。
 びゅーん。上り坂、ゴーッ
 さらにスピード感がでてきました。
 やがて、日が暮れて、夕焼け小焼け、夕映えの時間帯です。
 やけどしそうな夕焼け空できれいです。
 日は沈んで、夜空が訪れました。
 夜行列車の車窓の灯りが連なりながら列車は進行していきます。
 見上げれば、満天の星が光る暗い空です。
 明けない夜はない。
 海の向こうから朝日が昇り始めました。
 空気は黄金色に輝いています。
 絵がすばらしい。すがすがしい。ゴールドラッシュです。
 昼-夜-朝ときて、すきとおった小川の水で顔を洗います。おはよう。
 線路がつきてしまいました。次になにがおこるか、わくわくします。
 こどもたちのお得意な線路つなぎが始まりました。「何もないところに道をつくる」
 京都梅小路機関区を見るようです。(ずいぶん前に行ったことがあります)
 ターンテーブルがあります。
 SL(蒸気機関車)へのこだわりがある絵本です。
 お客さんは、うさぎとねこさんでした。
 よいしょ、よいしょ、線路をつくれ。

この記事へのトラックバックURL

http://kumataro.mediacat-blog.jp/t134701
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい