2019年05月24日
おおきな木 シェル・シルヴァスタイン
おおきな木 シェル・シルヴァスタイン 篠崎書林
ほかのひとの高評価の感想を読んで、この絵本を読んでみることにしました。
おおきなりんごの木が1本あります。
ちいさな少年が登場します。
少年が木とともに育ちます。
最初に言ってしまうと、木は最後に切り株だけになってしまいます。
木は「親」を意味するのだろうかというイメージをもって読み続けます。
木は少年に無償の奉仕をします。
木は少年に食べつくされます。
少年はお返しをしてくれません。
ときはながれていく。
ちびっこはおとなになり、木から離れて行ってしまいました。
木はひとりぼっちになりました。
少年だった彼はりんごの木の枝を切り倒して自分の家を建てます。次に幹を切り倒して船をつくります。リンゴの木は、切り株だけになってしまいました。
木はそれでうれしかったとあります。
少年はオレオレ詐欺師のようでもあります。
少年は、親不孝者です。
親の愛情を裏切る行為をします。
少年は老いてやせこけた老人になってりんごの木に会いに来ます。
欲望の固まりだった少年は今、老いて、体が自由に動かなくなり、欲望も消失しています。
りんごと少年との腐れ縁です。離れようとしても離れられない。
心に響いたフレーズとして、少年だった男の「わしはもう、つかれはてた」
木(親)にとって、少年(老いたけれども)は、いつまでたってもこども
それでもいいんだという永遠不滅の親の愛。人間賛歌です。
静かな感動がありました。
(訳者 本田金一郎あとがきを読んで)
良かった文節として、「未来は子供らのもの」
ほかのひとの高評価の感想を読んで、この絵本を読んでみることにしました。
おおきなりんごの木が1本あります。
ちいさな少年が登場します。
少年が木とともに育ちます。
最初に言ってしまうと、木は最後に切り株だけになってしまいます。
木は「親」を意味するのだろうかというイメージをもって読み続けます。
木は少年に無償の奉仕をします。
木は少年に食べつくされます。
少年はお返しをしてくれません。
ときはながれていく。
ちびっこはおとなになり、木から離れて行ってしまいました。
木はひとりぼっちになりました。
少年だった彼はりんごの木の枝を切り倒して自分の家を建てます。次に幹を切り倒して船をつくります。リンゴの木は、切り株だけになってしまいました。
木はそれでうれしかったとあります。
少年はオレオレ詐欺師のようでもあります。
少年は、親不孝者です。
親の愛情を裏切る行為をします。
少年は老いてやせこけた老人になってりんごの木に会いに来ます。
欲望の固まりだった少年は今、老いて、体が自由に動かなくなり、欲望も消失しています。
りんごと少年との腐れ縁です。離れようとしても離れられない。
心に響いたフレーズとして、少年だった男の「わしはもう、つかれはてた」
木(親)にとって、少年(老いたけれども)は、いつまでたってもこども
それでもいいんだという永遠不滅の親の愛。人間賛歌です。
静かな感動がありました。
(訳者 本田金一郎あとがきを読んで)
良かった文節として、「未来は子供らのもの」
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