ライオン 25年目のただいま 洋画DVD 2017年公開

 冒頭、インドの風景から始まります。
 インドといえば、「東野・岡村の旅猿」です。三度目のインド訪問DVDを前日に観ました。ですから、すぐ、「猿サル」という言葉が頭に浮かび、この映画の主人公少年の名前が、「サルー」と出たのでびっくりしました。その次に、タイトル「ライオン」の意味は何だろうと思いながら観ていたら、映画の最後でようやくわかりました。サル―はライオンという意味なのです。
 事実に基づく映画製作だそうです。4・5歳ぐらいに見えるサルー少年がインドの奥の方から誤って電車で1600km離れた地へ移動し、施設に収容され、養子としてオーストラリア、それも、タスマニアの養父母にもらわれていきます。彼は、インドの本当のお母さんに会いたい。(お父さんはいないようです)
 前半の少年時代は密度が高くつらい。何もない、誰もいない空間にひとりでいます。BGMのクラシックぽい音楽がせつなさを増します。だから、宗教があり、人は祈る。後半おとなになってからは親探しの心情はわかるのですが、なんだか中途半端でゆるんで間延びがしました。
 子役さんは熱演でした。カメラはサルーを追いかけます。インドには孤児が何万人といるというのは驚きます。
 オーストラリアの養父母も大変です。オーストラリアはアジア圏でインドとは結びつきが強いことがわかりました。育ての親と生みの親、中国残留孤児を扱った名作「大地の子」を思い出しました。ジョン万次郎漂流記とか、北朝鮮拉致被害者とかも思い出しました。
 良かったセリフとして、「世界は人であふれている」
 サル―は、25年を経て最初の土地インドの故郷に戻ります。グーグルマップはすごい。インターネット・テクノロジーのおかげです。
 クライマックス時のラスト付近は、登場人物の言葉数が足りないのでどうなっているのかわからずとまどいましたが、最後にナレーションが入って明瞭になりました。
 困難を克服する。ラストの歌の「私は立ち上がる」がメッセージでした。
 国籍とは関係なく、子どもは親に会いたい。親は子どもに会いたい。

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