四月の永い夢 邦画DVD 2018年公開

 3年前に恋人を亡くした中学校女教師から始まります。
 死んだ昔の男が忘れられないという物語かと思いますが、事情はもっと複雑です。
 精神的にはきつい映画です。
 自分があのとき、そうしなかったら、彼は、死ななかったかもしれない。

 死亡した彼の両親と妹、友人が出てきます。
 その後主人公女子は中学校を退職しています。職場復帰の話がありますが、いまの彼女は教師には見えません。復帰は無理でしょう。かなり悲しみをひきずっています。
 
 なつかしいアナログの風景です。「昭和」から「平成」への転換時期を観るようです。手紙、アパート暮らし、てぬぐい、銭湯、うどん屋、帽子店、掛け時計が壁にいっぱいある喫茶店、洋画「カサブランカ」、そして、ラジオ。

 サブストーリーとして、中学時代の教え子女子のすさんだ生活があります。みんなが生活していくことでつらい。

 『人生とは失っていくこと』
 歳をとると、若い頃の写真を見ることがつらくなるものです。

 気持ちの区切りをつける映画でした。

 絵には、色彩へのこだわりがあります。
 冒頭、さくらの白と菜の花の黄色
 オレンジ色色調の浴衣姿で歩く歩道のオレンジ色色調石畳

 主役の女性は、大和撫子で、奥ゆかしく、優しい。

 朝倉あき 三浦貴大 監督 中川龍太郎

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