日本文学盛衰史 高橋源一郎 講談社文庫

 文学史の本かと思いながら読み始めました。違います。
 明治時代の文豪の名前が次々と出てきます。まじめな雰囲気の歴史小説家と思いきやいきなりセクシュアルな記述に変化したりします。歌手の桂銀淑(ケイウンスク)とか玩具のたまごっちが出てきてびっくりしました。「もののけ姫」も出てきます。
 文章量は多く、ページ全体に文字があります。突然横書きのローマ字表記に変わったりもします。何だろうこの小説は。なにかしら、明治時代の人間が明治と平成を行ったり来たりするような不思議、不可解な感覚があります。政治闘争、学園紛争の雰囲気もあります。
 石川君(たくぼく)がいて森田君がいて私がいる。私はだれなのか。
 ちょっと私にとっては本作品は難解です。

(つづく)

 わたしが、「国木田独歩」として書かれている部分もあります。
 なにに感動すればいいのかわからなくなりました。流し読みに入ります。

(つづく)

 すさまじい文字数です。とても精読できません。こういうものが芸術か。
 100年前に活躍していた人たちです。
 さらけ出す小説です。明治時代当時の自然主義文学を再現しています。
 「坊ちゃん」は夏目漱石が11日間で原稿用紙200枚あまりに書いたとあります。すごいなあ。
 虚無的な部分もありますが、内容は、事実へと変化していきます。
 エロっぽい部分は読むのがきつくて読み飛ばします。
 作者が強調したいこととして、「誰も読まない明治の小説」そして、「本物の作家じゃない」

「二葉亭四迷:ふたばてい・しめい。明治42年1909年45才没。本名長谷川辰之助」、「島崎藤村:昭和18年1943年73才没」、「北村透谷:きたむら・とうこく。明治27年1894年25才自死」、「宮下太吉:明治44年1911年35才没死刑。天皇暗殺計画者」、「夏目漱石:大正5年1916年49才没」、「石川啄木:明治45年1912年26才没」、「森鴎外:大正11年1922年60才没」、 「金田一京助:昭和46年1971年89才没」、「蒲原有明:かんばら・ありあけ詩人昭和27年1952年76才没」、「国木田独歩:明治41年1938年36才没」、「田山花袋:たやま・かたい。昭和5年1930年58才没」、「柳田邦男:昭和37年1962年87才没」、「自然主義文学:真実を描くために美化を否定する」、「伊藤整:いとう・ひとし。昭和44年1969年64才没」、「高村光太郎:昭和31年1956年73才没」、「樋口一葉:明治29年1896年24才没病死」、「中上健次:平成4年1992年46才病死」

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