2018年07月27日

ラストレシピ DVD

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 邦画 DVD

 「麒麟の舌」って、どういう意味だろう。一度食べた味を再現できる舌。そんな人、いないと思う。
 冒頭付近にそんなシーンがあり、そんな舌をもつ主人公のなんとか充(みつる)は、満州時代の山形直太郎の生まれ変わりであろうと鑑賞の途中でピンときます。思い出の料理を再現できる人です。

 設定にはいろいろと無理がありますが、気持ちを素直に流れにのせていきます。中国人俳優の料理人さんの演技が光ります。好みの職人タイプです。「ハオチー(中国語)が、おいしい(日本語)」
 
 宮崎あおいさんの役割って何だろうと観ていました。カメラマン。料理は科学と数学、記録が大事。薄かった存在感は中盤から後半にかけて色濃くなりました。

 きれいな料理がたくさん出てきます。

 料理のシーンにしぼって、そのシーンを連続で出して、そこに音楽をつけてという工程で、「素材を生かす」というヒントのようなアドバイスのような言葉が自分の頭に出てきました。

 料理は国境を超える。

 満州事変を料理に置き換えてあると考えました。
 
 メッセージは、「命のつながり」です。

 宿命は変えることができない。若干、古い映画「砂の器」を思い出しました。

 冒頭付近の空撮で、わたらせ渓谷鉄道2両編成だと思うのですが映像が流れて、20年ぐらい前に乗ったことがあるのでなつかしかった。

 二宮和也 綾野剛 宮崎あおい 西島秀俊

この記事へのトラックバックURL

http://kumataro.mediacat-blog.jp/t129886
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい