2018年05月25日

きみ、なにがすき? はせがわさとみ

きみ、なにがすき? はせがわさとみ あかね書房 2018課題図書

 主役は、あなぐまくんです。
 絵は、淡いきみどり色が下地で、てんてんてんと絵の具を落とすやりかたで、森のなかの一軒家、あなぐまくんの家がかいてあります。
 いいでだしです。「にわに、なにもない。なにもないにわに、なにかをつくりたい。」 なにもないところになにかをつくることは、とうといことです。(尊い。価値がある。) 無から有をつくる。創造。

 あなぐまくんは、何もない庭に「畑」をつくることにしました。
 あなぐまくんは、つくるものを空想しています。「にんじん、トマト、ラディッシュ(ちいさなダイコン)、かぼちゃ、ピーマン、さつまいも、たまねぎ、りんご、柿、栗、それから小さな落下傘みたいな野菜。

 野菜づくりは、庭の草抜きから始まります。野菜づくりは、まず、畑の土づくりです。
 草を抜いてきれいにしたら、次は種を植えます。

 あなぐまくんは、このあと、なかよしの友だちのために、畑で、なかよしの友だちが好きな食べ物をつくろうとしますが、どれも、すでに、なかよしの友だちは手に入れていて、あなぐまくんがそれらをつくる必要がありません。
 あなぐまくんは、みんなから好かれる性格です。なぜなら、ふつうは、まっさきに自分が好きな食べ物を自分の畑でつくろうとします。しかし、あなぐまくんは、奉仕の心が強く、自分のことは後回しです。
 やがて、あなぐまくんは、自分のことに気づきます。自分にとって、素敵なことは、なかよしの友だちとテーブルを囲んで、おしゃべりをして、おいしいものを食べること、心の交流をすることをしたいのが、自分だとさとります。

 自分のために働くことは当たり前ですが、同時に、だれかのために働くという意識がないと、仕事は長続きしません。
 人の役に立つことで、自分がいないとこの世界はだめなんだと、うぬぼれることができます。そうやって、生きることを継続させることができます。

 あなぐまくんとりすさんの場面では、ケーキとジュースがおいしそう。
 
 こぶた、りす、うさぎ、はりねずみ。
 ともだちを大事にしましょう。


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