2018年03月07日

おもかげ 浅田次郎

おもかげ 浅田次郎 毎日新聞出版

 死にそうになっているのは、竹脇正一さんです。定年退職送別会の帰り、花束を手にして、地下鉄の中で倒れ、救急搬送されて、今は、病院の集中治療室で意識を失っています。

 もう、つくり話だなと、そんな下地の気持ちで読むものだから、流し読みになります。

 「会社員としての余命」、いい言葉です。

 「薬を嚥む:くすりをのむ。読めませんでした。」

 まだ、第一章47ページを読み終えたところです。

(つづく)

 フランス語で、「雪:ネージュ」。マダム・ネージュは何者なのか。(死神ではないとある。)

 「地下鉄」にこだわりをもつ作家さんです。

 第二章の内容は身近ではなかった。

 
(つづく)

 テレパシー(精神通信手段・方式)

 書中の65歳よりも、59歳、60歳が危ない。(突然死)
 長寿と言われても、大部分に属しない単体としての人間は、それほど進化していない。

 (親がいないから)親孝行も親の介護もしなくていい。
 
  榊原勝男は生まれ変わるのか(輪廻)

(つづく)

 今、目の前にいるのが、「家族」です。遠方にいる人は、昔の「家族」です。
 遠い、昔のことに、なぜ、こんなにこだわるのかが解せません。(げせません。)

 主人公の自分は立派だという思い上がりです。相手は、気にしていません。
 
 「審美:美しさを見極める。」
 
 「サードレール:鉄道関係者、鉄道に興味がある人にしかわからない。地下鉄には通常3本のレールがある。3本目のレールに電気が流れている。架線の役割を果たしている。」

 何度も出てくる言葉として、「区役所」

 湿っぽくてイヤです。
 設定はわかります。意味はわかりますが、加えて、味わいも伝わってきますが、あまりにも悲しすぎる。そして、とってつけたような終わり方です。
 地下鉄で生まれて地下鉄で死ぬ。

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