ぼくたちのリアル 2017課題図書

2017年06月20日

Posted by 熊太郎 at 21:02│Comments(0)TrackBack(0)読書感想文
ぼくたちのリアル 戸森しるこ 講談社 2017課題図書

 5年1組、この物語を語り継ぐ人物が、飛鳥井渡(愛称アスカ。父親はピアノ調律師)。タイトルにある「リアル」が、秋山璃在(あきやま・りある。秋山写真館の息子)。ふたりの家は隣どうしです。
 ふたりにからんでくるのが、転校生の川上サジ(美人の男児。父親はフィンランド人)です。彼にはちょっとあっち系のラブ志向があります。(少年文学に珍しい)

 リアルとアスカは、アスカいわく、太陽と月(アスカが)、主役と脇役、リアルは光り輝いている。アスカは、おとなしく静かでいたい。
 されど、家庭環境は、リアルのほうが暗い。弟を海の事故で亡くしています。そのショックで母親はメンタルの病院に入院です。このへんの設定が苦しい。なので、物語にのめりこむことができませんでした。

 記述は、「思い出」です。過去にあったことをふりかえっています。昭和の時代のとあるところであった、忘れらない出来事でした。アニメ、風の谷のナウシカとか、天空の城ラピュタの時代です。
 だから、登場人物たちは、いまはすでにおとなになっています。

学校モノは重苦しい。たいてい、いじめが出てきます。
読書の時は、せめて、学校生活を忘れたいということはあります。
 
 名前の表記にこだわる作品でした。キラキラネームまではいきませんが、読んでいて疲れました。

良かった表現です。「三人の距離は縮まった」、「学校に行けなくなったことがある」、「リアルがかぶっていた仮面」、「悪口がエスカレートしていく」


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