2017年04月20日

すばこ 2017課題図書

すばこ 2017課題図書 ほるぷ出版

(タイトルを見ての読む前)
 小学生の頃、「すばこ」に興味をもって、実際につくって、里山にある木に設置したことがあります。鳥が来て、家にしてくれたかどうかはわかりませんが、中学生になって、十姉妹(じゅうしまつ)やセキセイインコ、文鳥、紅スズメなどを飼育して、繁殖させて、小鳥屋へ売却に行ったことは数度あります。一羽50円程度で(販売価格は800円以上だった)、そんな遠い記憶がよみがえりました。

(読み始めて)
 すばこの初期目的から始まります。すばこは鳥のためのものではなかった。人間が鳥を捕まえて食べるためのわなだった。それが、180度変化して、育てるための愛情になっていった。
 その道理をつくったのが、ドイツの貴族、ベルレプシュ男爵だった。
 「人」の面として、社会貢献していきましょうという作者からのメッセージがあります。一見ムダに見えるサービス行為は、実は循環していて、恩とか幸福は自分自身に戻ってきます。社会貢献をしましょうという呼びかけが聞こえてくる絵本でした。また、男爵の伝記でもありました。

 「人生」の面として、人生において、ひとつのことを成し遂げて、なにかを残してこの世を去るという達成感があります。

 文章を楽しむと同時に絵も楽しめます。色合いがなにかしら日本的です。画家は、日本の浮世絵の影響を受けているのかもしれません。
 写実的で、絵は、鳥や植物が生きているようです。木々の緑は濃い。
 レイアウト(配置)を楽しむ絵でもあります。色の対比もまたしかり。

 害虫のハマキムシは、たばこのハマキのように葉っぱをくるくるとまるめるからハマキムシなのでしょう。
 薬でハマキムシを殺すよりも、益鳥に食べてもらったほうが、人間の命にとっても「安全」です。

 巣箱の形状を記した絵は多種多様で、アイデアと創造の成果です。

 すばこには、コウモリ、モモンガ(両手両足を広げて木から木へと空中移動する)、ペンギン(驚きました)も住む。
 
 
 自然破壊をやめて、「自然保護しよう」のメッセージがあります。


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