2017年02月28日
母親力 森昌子
母親力 森昌子 SB新書
もう、ほとんど、読み終えそうなところで、感想文を書き始めました。
意外なことがたくさんありました。
歌手として売れ始めた頃でもまだ、お風呂がない共同トイレのアパートで家族と暮らしていた。
歌手になる気はまったくなかった。親戚に連れられて知らずにオーディションを受けたらとんとん拍子にデビューまでいってしまった。それが13歳のとき。
スターというのは、自分からなろうと思ってなるのではなく、本人の意思とは関係なく、まわりの人たちがならせてくれるものであることがわかります。努力はあとから、まずは、歌唱力とか美貌・美男子、才能と生まれもった魅力、運という特別な世界です。
結婚しても歌手を続ければ、もっと名曲が生まれたのにと思ったことがありましたが、本人は、辞めたいばかりだったそうです。仕事と家庭の両立とか、男尊女卑とか、再婚の可能性とか、読む前にはいろいろ想像しましたが、どれも、本の中では無縁そうです。
子育ては、もう30年前から15年ぐらい前のことですので、古い話です。その手法は、今、80代初めぐらいになっている女性の母親像です。
本人の性格ほかは、テレビで昔見ていたときの雰囲気とはずいぶん違います。ひとりよがりで、頑固で、ゆうずうがききません。思いこみが激しい。だから、歌手という職人稼業ができたともいえます。
目次を読んだだけで、子育てにおける過激さが伝わってきます。
幼児のこどもたちを「1番、2番、3番」と呼ぶのは、刑務所の受刑者を呼ぶようで感心しません。
祖父母に甘やかされるのは、ごもっともですが、自分が祖父母になると甘くなるのです。抱き癖がついてもいいじゃないかという男子の意見もあります。子育ては1人あたり10年間ぐらいの期限付きです。あとは追いかけても離れていきます。
短文の積み重ねですから自らが書いた文章でしょう。
本の売り上げの印税は全額寄付とのことで偉大です。
小学生の頃、走ることで、いじめを克服できた話は良かった。
離婚時、慰謝料もなく、金欠状態だったということも意外でした。
今は、年に2回ぐらいしか息子とは会わないというのも不思議です。もっと会ったほうがいい。
人それぞれですが、鬼気迫るものがありました。
もう、ほとんど、読み終えそうなところで、感想文を書き始めました。
意外なことがたくさんありました。
歌手として売れ始めた頃でもまだ、お風呂がない共同トイレのアパートで家族と暮らしていた。
歌手になる気はまったくなかった。親戚に連れられて知らずにオーディションを受けたらとんとん拍子にデビューまでいってしまった。それが13歳のとき。
スターというのは、自分からなろうと思ってなるのではなく、本人の意思とは関係なく、まわりの人たちがならせてくれるものであることがわかります。努力はあとから、まずは、歌唱力とか美貌・美男子、才能と生まれもった魅力、運という特別な世界です。
結婚しても歌手を続ければ、もっと名曲が生まれたのにと思ったことがありましたが、本人は、辞めたいばかりだったそうです。仕事と家庭の両立とか、男尊女卑とか、再婚の可能性とか、読む前にはいろいろ想像しましたが、どれも、本の中では無縁そうです。
子育ては、もう30年前から15年ぐらい前のことですので、古い話です。その手法は、今、80代初めぐらいになっている女性の母親像です。
本人の性格ほかは、テレビで昔見ていたときの雰囲気とはずいぶん違います。ひとりよがりで、頑固で、ゆうずうがききません。思いこみが激しい。だから、歌手という職人稼業ができたともいえます。
目次を読んだだけで、子育てにおける過激さが伝わってきます。
幼児のこどもたちを「1番、2番、3番」と呼ぶのは、刑務所の受刑者を呼ぶようで感心しません。
祖父母に甘やかされるのは、ごもっともですが、自分が祖父母になると甘くなるのです。抱き癖がついてもいいじゃないかという男子の意見もあります。子育ては1人あたり10年間ぐらいの期限付きです。あとは追いかけても離れていきます。
短文の積み重ねですから自らが書いた文章でしょう。
本の売り上げの印税は全額寄付とのことで偉大です。
小学生の頃、走ることで、いじめを克服できた話は良かった。
離婚時、慰謝料もなく、金欠状態だったということも意外でした。
今は、年に2回ぐらいしか息子とは会わないというのも不思議です。もっと会ったほうがいい。
人それぞれですが、鬼気迫るものがありました。
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