2017年01月28日

幸せになる勇気 自己啓発の源流アドラーの教えⅡ

幸せになる勇気 自己啓発の源流アドラーの教えⅡ 岸見一郎 古賀史健 ダイヤモンド社

 前作「嫌われる勇気」の続編で前作を補足するような内容でした。

「(権力があっても)尊敬がないと人は離れていく」
「(尊敬関係がないと)作業はできても仕事はできない」

 読みながら思ったこととして、うつ病の人は、「他者への関心」が薄い。

 共同体感覚をもつためには、他者の目で見て、他者の耳で聞き、他者の心で感じることだとあります。とても難しいことです。

 「同意」は同調、「寄り添い」が共感でかつ、共感は技術とあります。それを理解することも難しい。

 なんだかアメリカ合衆国のトランプ新大統領を思い浮かべます。
 彼の独断でルールが制定される。(されど多数の支持もある)
 
 学級を国家ととらえ、教室における教師と生徒の関係を社会と定義するあたりから、設定に無理があり、おもしろくなくなります。
 教室は箱でしかありません。そして、一時的な滞在地です。

 問題行動。①称賛の要求(いい子を演じる)②注目喚起(目立とう)③権力争い(挑発と戦いで勝者になる)反抗④復讐(愛は憎しみに転換される)ストーカー行為⑤無能の証明(期待しないでくれという態度)

 「わたしであること」に価値をおく。

 先日西加奈子作「舞台」を読みました。本書との共通点があります。人は、社会生活の中で演じているのです。だれのために、演じているのかを突き詰めていきます。途中には、父子や親子・夫婦の不和があります。

 人はだれしも「社交の仮面」をかぶっている。理由は、傷つくことを恐れているからというのは的を得ています。仮面をはずしたとき、親友ができる。

「アンチテーゼ:ドイツ語。対照(コントラスト)をなすもの」

 人は別れるために出会う。別れるために今を一所懸命に生きるは、最近自身でも悟ったことです。日々に試練があることは当然のこと。苦しい現実から逃げちゃいけない。克服する術(すべ)を模索して実行していく。


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