2017年01月13日

ぼくは明日、昨日のきみとデートする 七月隆文

ぼくは明日、昨日のきみとデートする 七月隆文(ななつき・たかふみ) 宝島社文庫

 時を逆行するというのは、最近読んだ小説にありました。
 物語では、男子から見れば、男子にとって都合の良い女性です。女子から見れば束縛です。男子のこうあればいいなあという夢とかあこがれを思い描く空想物語でした。女子は物語にあるほど従順ではありません。

 民話の「竹取物語」とか「鶴の恩返し」を当初思い浮かべました。舞台は京都です。訪れたことがある地名がたくさんの人たちにとって身近でしょう。

読めなかった漢字などです。「漣:さざなみ(ふりがなあり)」、「パラレルワールド:時間的にあるいは時代的に、ふたつの世界が並行して進行している」

 最近の小説は地震素材が多い。主人公南山高寿(みなみやま・たかとし)5歳のときに地震にあう。半壊の自宅から知らないおばさんが助けてくれた。

 彼女の名前は福寿愛美(ふくじゅ・えみ)。

 脚本を読んでいるようです。会話形式で話が進行していきます。その点で文学性が物足りない。
 京都であることも手伝って、キツネの化かしのような雰囲気あり。京都の風情が効果的です。猫のイメージもあります。

 30個500円のたこ焼きが伏線のひとつ。

 「浦島太郎」も思い出しました。

 2010年5月23日、南山高寿は20歳。1995年(平成7年)、高寿は5歳、そして、阪神淡路大震災が発災した年。

 お互いがお互いを好きな理由がわからない。いい見た目しか浮かばない。

 ラストは病死する若妻のようだ。


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