2017年01月11日

うつ病は重症でも2週間で治る、もし…… 加藤諦三

うつ病は重症でも2週間で治る、もし…… 加藤諦三(かとう・たいぞう) 三笠書房

 思うにうつ病というのは、精神のうつ単体のみで発病するものではなくて、順序はまちまちでしょうが、体調不良(内臓系疾患とか皮膚病とか)が重なって、そこに沈んだ気持ちが重なる、睡眠不足が続き、体調の調和が崩れたときに外部からのプレッシャーに耐えられなくなる。義務を果たさなければという意思とは無関係に体は動かなくなるというのが自分にとっての素人考えです。
 トラウマがフラッシュバックして、脳裏で過去の映像が出たり消えたりするような感じで、悪状態から逃れることができず、つぶやいたり、叫んだり、うめいたりする。苦しい。放心状態になる。自身の心身のコントロールがきかなくなる。
 そうなったときは、まず仕事を休む。数日間の連続休暇を取得する。周囲に迷惑をかけてしまいますが、体調が悪いと状態を説明すれば、だれしも明日は我が身ですから拒みはしない。
 仕事を休んで、とにかく、眠る。昼間でも眠る。眠れない時は、散歩してからおなかいっぱいものを食べて眠る。アルコールは控えてヨーグルトにする。
 医療機関を受診して服薬する。ゆったりと入浴する。マッサージを受ける。マッサージ椅子でもいい。映画を観る。本を読む。歌を聴く、歌うなど趣味のことをする。歳をとってくるとなかなかスポーツはやりにくい。そうやって元気になったらまた働く。
 限界までがんばったから、もうこれ以上がんばれない。心と体がもうやめて! と訴えているのですから、もうがんばれない。

 この本を読むまえにアドラーという人の理論を書いた本を読みました。わかりやすい有益な書物でした。この本の副題にアドラーの名前があったので、興味をもって購入しました。30ページまで読みましたがまだアドラーの詳しい話は登場していません。
 先日読んだ本に、アドラー理論のひとつに「社会貢献のために生きる」という目標がありました。うつ病を治すための行動が、この本のタイトルに隠されていますが、事は単純なようで、単純ではないと思います。特定の人間に大量の負担をかけられるリスクをはらんでいます。
 目次を見ながら気になった文節として、「死にたいと思ってしまったとき」、「だれにだってつらいときがある」
 読みはじめは、著者からの問いかけ(メッセージ)が、心に響いてきません。何かが違う。
 「従順依存症」という定義が登場します。自分の経験も含めて書くと、昔は、まじめでおとなしい人はあたたかく迎え入れられましたが、そういう人は反面、ひ弱で、打たれ弱く、線が細かった。うつ予備軍です。
本文は、詩のような記述が続きます。いい子を演じてはいけない。嫌われてもいい。そんなメッセージと、仕事中毒、アルコール中毒への攻撃と低評価があります。
 「退行願望」、責任のない立場に戻りたい。まだ、アドラーの話は出てきません。

むずかしい単語などです。「スパイラル:らせん」、「ペシミズム:悲観主義、厭世観(えんせいかん。世を嫌う)」

(つづく)

 読み終わりましたが、からぶりの内容でした。
 アドラーのことはあまり書いてなかったような気がします。
 以下、読書の経過です。
 うつ病患者を責める、攻撃する記述が続きます。
 決められない人、人からいい人と思われたい人、人のせいにする人、死にたいと言いつつ甘えたい人、憂鬱な顔を人に見られたい、相手にからむ人、やりたくないことをやりたくないと意思表示できずにがまんしてやっている人、(そういったことがすんなり自分の頭に入ってこないということは、自分はうつではないというふうに解釈しました)、うつ病の原因は、周囲の人間の質の悪さ(親、友人、同僚)、そして、本人の弱さ。うつ病の人は、「できません」が言えない。(救いようのない話の展開は読んでいて重苦しい)。うつ病の人は見返りを求める。友達がいないと言いながら友達をつくろうとはしない。「してもらいたい」人、わたしの不幸はあなたの責任という人

 復帰策として、うつ病を脱出するためには、みかえりを求めずに、人にしてあげられることを考えてしてあげること。


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