2016年06月28日
コロッケ先生の情熱!古紙リサイクル授業 2016課題図書
コロッケ先生の情熱!古紙リサイクル授業 中村文人 佼成出版 2016課題図書
(1回目の本読みです)
まず、1枚ずつ、ページを最後までめくってみます。
最初の写真、男の人が講演会に向かうようです。次の写真に、「明和製紙原料株式会社社長-紙はゴミじゃない!とあります。社長さんの名前は、小六信和(ころく・のぶかず)56歳とあります。ここで、ころく=コロッケ先生がつながりました。本を書いたのはころくさんではなくて、中村文人(なかむら・もんど)さんというライター(書きものを職業としている人)です。
ミキサーを使って、紙をよみがえらせる手法の授業は再生の趣旨を伝えるのに効果的です。
会社がある場所は岡山県です。教室の黒板に、「木→くだく→チップ→にる→せんい」と書いてあります。ここまでで、紙をリサイクル(再生)するお話だということがわかりました。リサイクル(再生)、リユース(再利用)、リデュース(削減)は、ごみ減量の3Rとゴミが社会問題化したときに学びました。
(2回目の本読みです)
最初に戻って、また、いちから読み始めました。
この本には2本のことが書かれています。ひとつは、古紙再生のこと、もうひとつは、社会に役立つ仕事をしていこうというものです。
11ページに、ゴミの焼却炉が壊れて、となり町にゴミを処分してもらったお話があります。たしかにそのようなニュースを聞いたことがあります。その場合、その町は隣町にお金を払わなければならなかったでしょう。また、頼まれたほうの町も快く受け入れてくれた人ばかりではなかったにちがいありません。
本の中でも何回も出てくるのですが、ゴミを扱う人を差別するような風潮がありました。それが今は時代が変わり、脚光を浴びる、尊敬される業種に見直されました。
小六さんのリサイクル授業は、年間100回もあるそうです。何年生に教えているのだろうかと興味をもちました。本の後半では、4年生に教えておられました。
はじめてから20年にもなるそうです。教えられたことを覚えているこどもたちも多いことでしょう。
買ってもらったグローブを雨に濡らしてだいなしにしたお話が出てきます。父親からものを大事にするよう教えられています。それは、ものだけでなく、買ってくれと懇願されて、労働の賃金から買ってあげた者の気持ちも大事にしてくれという願いがこめられています。
27ページにある豆知識②は、歴史が上手にマンガで書いてあります。
もともと、日本人の暮らしは、再生利用だったのです。それが、高度経済成長期に急激に変化しました。大量購入、大量消費、大量廃棄でした。異常な時代でした。だから、神さま、仏さまのばちがあたったのでしょう。日本人はごみを捨てる場所をなくしました。
小六さんは、自分の将来の職業選択を、家を継ぐに変えてがんばりました。それでも最初はうまくいかなくてご苦労されています。古紙を抱いて寝るのエピソードは、言うや易し(やすし、簡単)で、なかなかできることではありません。
55ページにある「環境基本法」、法律は大事です。法律で社会が決まってきます。76ページのエコ・マークもよく見かけます。
ただ、徹底的にものを捨てないという暮らし方はできません。バランス感覚がいります。不要なものは買わないということも大事です。
最後半部は、進化する紙の再生処理について書かれていました。企業にとっての機密文書の処分は神経質な面があります。個人情報や企業秘密が含まれているからです。単体ではできないことでも、他の組織と話し合いをして、複合的に施策を進めていける例として記事を読みました。
印象的だった表現の要旨です。「紙を何度も生き返らせることができる」、「紙をゴミばこに捨てたらゴミになる」、「ここにある古新聞やダンボールは、くずやない(この部分、人間にクズはいないにも読みかえることができます)」
(1回目の本読みです)
まず、1枚ずつ、ページを最後までめくってみます。
最初の写真、男の人が講演会に向かうようです。次の写真に、「明和製紙原料株式会社社長-紙はゴミじゃない!とあります。社長さんの名前は、小六信和(ころく・のぶかず)56歳とあります。ここで、ころく=コロッケ先生がつながりました。本を書いたのはころくさんではなくて、中村文人(なかむら・もんど)さんというライター(書きものを職業としている人)です。
ミキサーを使って、紙をよみがえらせる手法の授業は再生の趣旨を伝えるのに効果的です。
会社がある場所は岡山県です。教室の黒板に、「木→くだく→チップ→にる→せんい」と書いてあります。ここまでで、紙をリサイクル(再生)するお話だということがわかりました。リサイクル(再生)、リユース(再利用)、リデュース(削減)は、ごみ減量の3Rとゴミが社会問題化したときに学びました。
(2回目の本読みです)
最初に戻って、また、いちから読み始めました。
この本には2本のことが書かれています。ひとつは、古紙再生のこと、もうひとつは、社会に役立つ仕事をしていこうというものです。
11ページに、ゴミの焼却炉が壊れて、となり町にゴミを処分してもらったお話があります。たしかにそのようなニュースを聞いたことがあります。その場合、その町は隣町にお金を払わなければならなかったでしょう。また、頼まれたほうの町も快く受け入れてくれた人ばかりではなかったにちがいありません。
本の中でも何回も出てくるのですが、ゴミを扱う人を差別するような風潮がありました。それが今は時代が変わり、脚光を浴びる、尊敬される業種に見直されました。
小六さんのリサイクル授業は、年間100回もあるそうです。何年生に教えているのだろうかと興味をもちました。本の後半では、4年生に教えておられました。
はじめてから20年にもなるそうです。教えられたことを覚えているこどもたちも多いことでしょう。
買ってもらったグローブを雨に濡らしてだいなしにしたお話が出てきます。父親からものを大事にするよう教えられています。それは、ものだけでなく、買ってくれと懇願されて、労働の賃金から買ってあげた者の気持ちも大事にしてくれという願いがこめられています。
27ページにある豆知識②は、歴史が上手にマンガで書いてあります。
もともと、日本人の暮らしは、再生利用だったのです。それが、高度経済成長期に急激に変化しました。大量購入、大量消費、大量廃棄でした。異常な時代でした。だから、神さま、仏さまのばちがあたったのでしょう。日本人はごみを捨てる場所をなくしました。
小六さんは、自分の将来の職業選択を、家を継ぐに変えてがんばりました。それでも最初はうまくいかなくてご苦労されています。古紙を抱いて寝るのエピソードは、言うや易し(やすし、簡単)で、なかなかできることではありません。
55ページにある「環境基本法」、法律は大事です。法律で社会が決まってきます。76ページのエコ・マークもよく見かけます。
ただ、徹底的にものを捨てないという暮らし方はできません。バランス感覚がいります。不要なものは買わないということも大事です。
最後半部は、進化する紙の再生処理について書かれていました。企業にとっての機密文書の処分は神経質な面があります。個人情報や企業秘密が含まれているからです。単体ではできないことでも、他の組織と話し合いをして、複合的に施策を進めていける例として記事を読みました。
印象的だった表現の要旨です。「紙を何度も生き返らせることができる」、「紙をゴミばこに捨てたらゴミになる」、「ここにある古新聞やダンボールは、くずやない(この部分、人間にクズはいないにも読みかえることができます)」
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