2016年04月24日

幹事のアッコちゃん 柚木麻子

幹事のアッコちゃん 柚木麻子(ゆづき・あさこ) 双葉社

 2年ほど前に「ランチのアッコちゃん」を読んだことがあります。当時の記録をひもとくと、アッコちゃんは、黒川敦子部長173cm45歳です。仕事は車を使用した食事のデリバリーサービスです。そして、主人公は、Yesしか言えない静岡生まれ派遣社員澤田三智子156cm24歳です。

「幹事のアッコちゃん」忘年会の幹事役をいかにやるかというようなことが書いてあります。澤田三智子さん23歳は、会社で国内商品を扱う営業部員になっています。黒川敦子さんは、東京ポトフ&スムージーの社長です。(スムージー:凍らせた果物や野菜をミキサーでジュースにしたもの)。久瀬涼平(くぜ・りょうへい)という澤田の同僚が忘年会の幹事役でもんもんとします。アッコさんが久瀬涼平くんを教育します。初代のアッコちゃんが、小学校の伝説の給食のおばさんであった白沼明子さんと紹介されます。
出だしは、何度も読み返したくなるうまい文章さばきです。東京人にとっては、身近に感じる地名がたくさん登場することが、作品への愛着へとつながっていると思います。東京タワーがよく出てきます。

「アンチ・アッコちゃん」読んでいて、気分が良くなる内容ではありません。中傷して金儲けをする女性記者のお話です。この小説群は、女性向です。女性心理の分析です。アッコちゃんと同い年、大学同級生の赤井温子記者との暮らしぶりの比較がありますが、アッコちゃんのほうも、表の顔とふだんの顔の食い違いがあります。

「ケイコのアッコちゃん」いいなと思ったセリフの趣旨です。仕事は、終わりまでやろうと思ったら終わりは来ない。自分で、時刻で切り上げる。それから、集中するとは、時間の経過を忘れること。
経営者としてバリバリ働くアッコさんの姿があります。彼女は聖人ではありません。毒舌も吐きます。人間味あふれる40代女性です。

「祭りとアッコちゃん」なんか、秘密のアッコちゃんというマンガがあったのを思い出しました。アッコちゃんも50代になったようです。作者とともに年齢を重ねていく登場人物です。

以下は、気にとめた単語です。「和気藹々(わきあいあい):漢字を初めて見ました。おだやか、なごやか」、「パクチー料理:植物のようです。」


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