2016年04月13日

コーヒーが冷めないうちに 川口俊和

コーヒーが冷めないうちに 川口俊和 サンマーク出版

 短編4本です。1本目の「恋人」を読み終えました。良質な落語を聴いたあとのような爽快感があります。
 コーヒーがさめないうちに○○するのです。○○とは、過去へ戻って、やり残したことに再挑戦するのです。ただし、がんばっても事は変わらないルールです。そのほか、たくさんルールがあって、それが、おもしろい。
 映画のワンシーンを観ているようでもあります。もしかしたら映画化されるかもしれません。

「恋人」
 地下喫茶店の店名が、「フニクリフニクラ」です。窓はなく、時計が3個かかっています。時計の時刻はそれぞればらばらです。おそらく、現在、過去、未来なのでしょう。
 清川二美子(きよかわ・ふみこ)28歳IT会社勤務が、1週間前に別れた賀田多五郎(かただ・ごろう)25歳SEシステム・エンジニアに再会したい。

 わからなかった用語です。「コーヒーの入った透明なガラス製のカラフェ:水差し。飲料水を入れる容器。英語だとピッチャー。カラフェはフランス語だろうか。」

「夫婦」
 夫が若年性のアルツハイマー病で記憶障害になり、妻を妻と認識できなくなります。
 夫婦愛に泣けました。

 わからなかった用語です。「ニョッキ:団子状のパスタ」

「姉妹」
 きつい(強い)感動がありました。
 他の短編も含んだ全体をとおして、感謝の物語です。
「ありがとう」がキーワードです。

 わからなかった用語です。
「漏斗:ろうと。コーヒーを入れる時の紙。漢字だったのでわかりませんでした。」

「親子」
 読み終えて、ホットコーヒーを飲みたくなりました。


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