2016年03月04日

新男はつらいよ 邦画 DVD

新男はつらいよ 邦画 DVD

 タイトルに「新」とついていますが、昭和45年2月27日封切日で、シリーズ第4作とあります。
 みなさん、若い。
 なにもかもがなつかしい。
 出だしにある春近しの風景は、今の季節と重なります。
 白黒テレビ、蒸気機関車、夢のハワイ旅行、歌「すいかの名産地」
 みつおくんは、まだ1歳ぐらいです。

 競馬で一儲け(ひともうけ)、続く、泥棒がらみの嘘つきシーンは、嘘を肯定するのはどうかと気になりましたが、その後の逆転展開で、面白おかしく肯定できました。名人芸です。
 こんな主人公が本当にいたら、親族関係はめちゃくちゃになるのですが、スクリーンの中だから笑える。この時代に親の無い子ども、親がいてもいないような子どもというのは、けっこういたと思う。それぞれ、自分と共通点を寅さんに見い出して、のめりこんだのでしょう。

 ラストが悲しいと後が寂しくなるのですが、そうはならない構成です。最後は笑顔で終わって、また、盆と正月に再会しましょうという映画です。

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