2016年02月29日

マイ・フレンド・フォーエバー 洋画 DVD

マイ・フレンド・フォーエバー 洋画 DVD

 エイズの友だちデクスター(11才)をかばい続けた少年エリック(13才)はよくやった。
 最終的に亡くなったデクスターには、「お疲れさま」と声をかけたい。
 デクスターのお母さんはすごい。エリックにデクスターの葬式に出てあげてと声をかけ、差別意識が強く、アル中で、エリックを虐待するエリックの母親に、今度エリックを殴ったら、殺してやると言い放った。

 感動作でした。
 エイズの治療薬を求めて、ふたりの少年は筏(いかだ)で川を下り、船旅をします。それが、大きな伏線となって、最後の感動につながります。緻密な心理描写を含んだ映画です。
 ホモとか、移るとか、差別したりからかったりする者たちに、エリックが敢然と立ち向かっていきます。差別と正面から戦います。気持ちがいい。
 ふたりの少年はそれぞれ孤独だった。ひとりだったから友だちがほしかった。人形を首吊りさせるシーンが多い。屈折した少年の心が表現されています。
 途中、日本人にはわからない感覚だと、身を引く思いでしたが、ラストに近くなって、同じ人間だと共感に導かれました。
 
 現実社会では、生き残った少年役の俳優さんのほうが、25才で亡くなっています。95年の作品。原題は、THE CURE(治す)。

この記事へのトラックバックURL

http://kumataro.mediacat-blog.jp/t115168
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい