2015年10月26日

考えない台所 高木ゑみ

考えない台所 高木ゑみ サンクチュアリ出版

 生活の知恵を学ぶために読みました。
 「考えない台所」とは、「習慣」を指します。ここはこうするという機能優先の行動様式を体得し習慣にする。だから考えなくていいのです。
 ロボットになるということなのかなと受けとめました。
 知恵紹介として、カートの使い方、トレイ、プラスチック皿(基本的にどれも100円ショップで手に入れる)などが書いてあります。整理整頓の指南本でもあります。

 文章は、体言止めの効果で、リズムがあって、読みやすい。
 友人・知人をだし(ネタ)にしている部分が心配です。同意を得てあるとは思えず、悪い例としているので、心当たりがある方が読まれたら気を悪くされるでしょう。他の表現に言いかえたほうが無難です。
 
 ムリ・ムダ・ムラを排除する昭和の高度成長期の思想でした。平成の今は、それ1本ではなく、2本目を発想したほうがいい。
 2本目は、怠け者になることです。効率を追いかけない。のんびり、だらしなく、気持ちを弛緩させて、メンタルの病気にならないように気をつけます。たてまえと本音を使い分ける。

 自分自身は台所で料理をすることはないので、この本を読みながら、平日の昼食はどのお店で食べようかということに思いを巡らせました。
 この本では、料理のつくり方はほとんど紹介がありません。台所の使い方を徹底的に研究しています。

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