2015年03月30日

めがね 映画 DVD

めがね 映画 DVD

 がんばりすぎて疲れた人たちが南の島に集合した様子です。沖縄の海に見えますが、与論島であり、鹿児島県に属していたはずです。映像にある堤防での魚釣り風景は、愛知県三河湾に浮かぶ日間賀島(ひまかじま)を思い浮かべました。
 映画の後半にあるもたいさん演じるさくらさんのセリフ「一度死んだら二度は死なない」の意味を、この島に来る前に死んで、この島(天国)に来て、この島でいやされて、再び現世に戻っていくと解釈しました。
 登場人物の相互の関係は不詳です。さくらさんはペンションの経営者かと思っていたらお客さんでした。はまだゆうじさんが経営者です。主役クラスでたずねてくるのが、小林聡美さんが演じるさえこさんだったか、たえこさんだったか、たいこさんです。(としをとってきて、聞きとれなくなってきました。)それから、高校生かと思っていたら、高校の生物の先生という女性はるなさん。ペンションの飼い犬コージというのもいます。コージの映像とさくらさんがつくるかき氷にいやされます。ああ、そうそう、小林聡美さんの教え子の男の子も小林さんを探して島に来ます。
 いくつかの心に響いたセリフなどです。
・氷ありますよ
・朝です。今日もいいお天気
・旅の目的は、たそがれること
・かき氷は苦手
・携帯電話が通じなさそうな場所に行きたかった
・休憩は必要
 タイトル「めがね」の意味は、全員がめがねをかけているからと最初は思ったのですが、そもそもこの物語のタイトルは最初からあったわけではなく、物語が完成してから「めがね」というタイトルをつけたのだろうと推測しました。そこから無理矢理意味を引き出すと、めがねごしに見ないとか色眼鏡でみない、もう少し詳しく説明すると、先入観をもたないとか、猜疑心(さいぎしん、疑い)で人と接しないとなるのでしょう。
そんなふうだから、登場人物個々がかかえる裏事情の設定は最初からなく、観客がそれぞれ想像してつくるものなのでしょう。
 心身が疲れる原因は、案外自分自身にある。それなのに人のせいにする。島に着た頃の小林聡美さんは、規則正しい生活ができない、周囲の人と協調することができない、独りの世界という殻に閉じこもっている人でした。
 みんなで、さくらさんがつくったかき氷を同時に食べることによって、共通という気持ちをもつ。そこに幸福感とか充足感がある。気持ちが通じ合う仲間というくくりがあります。
 「梅はその日の難逃れ(なんのがれ)」という言葉が幾度か俳優さんの口から出てきます。自然につつまれて、海をながめながら過ごす。春の海、ひねもす(朝から晩まで)のたりのたりかなも出てきます。
 実際に南の海に行ってみると、暑くて、おれんということもあります。わたしは、映像を見るだけでいいです。
 メルシー体操、映像を見ながら自分もやってみました。なんだかうさんくさい体操でした。芸術的な舞踏の世界の動きではなかろうか。


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