2015年01月07日

アサーティブトレーニングBOOK

アサーティブトレーニングBOOK 小柳しげ子・与語淑子・宮本恵 新水社

 接客苦手な新人さんが増えています。生活様式の変化で人にもまれて育つことが減った結果だと判断しています。ときには、本人に病気があることがここ数か月間、他の本を読んでいてわかりました。
 されど、仕事でも私生活でも、人づきあいは避けて通れません。表情や言葉で、メッセージを伝えることはむずかしい。誤解を生じることが多い。
 本書を読んでいると、せめて仕事中だけは、生活の糧(かて)を得るために、ロボットのようになる。あるいは、俳優のように演じる技術を身につけることが必要だという気持ちになります。相手の話を傾聴し、自分の話を落ち着いてする。互いの妥協点を見出す時間をつくる。そうするには、気持ちに余裕がいります。生活習慣をコントロールする力がいります。
 相手は自分とは違う。自分と同じ能力・体験をもっているという前提で話をすると話がうまくまとまりません。自分よりもある分野では能力・体験が高い人もいれば、そうではない人もいます。
 アサーティブは抽象的で理解しにくいということがこれまでの読書結果です。読書においては、読み手それぞれの生活に応じて、読み手自身が自らのために、心の中心軸をつくっていくのです。

この記事へのトラックバックURL

http://kumataro.mediacat-blog.jp/t105826
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい