2014年12月10日

アメリ フランス映画 DVD

アメリ フランス映画 DVD

 「青春ノイローゼ」みうらじゅん著で出ていた映画です。レンタルビデオ屋に何度行っても貸し出し中の表示がしてあるという記述でした。そんなに人気があるのならと観てみました。いつものように途中で寝てしまい、夕方再び観ました。
 最初アメリからアメリカを想像し、アメリカ映画だと思っていたらフランスでした。カバーの写真を見て、少女が主人公だと思っていたら、23歳の女性でした。
 1973年9月から始まります。冷淡な父親、神経質な母親の間で育ったアメリは、人づきあいが苦手な女性です。
 つまらないと思われる日常を積み重ねていく手法の映画製作です。昔、こんなフランス映画を観たことがあります。主人公女性が癌かもしれない。検査結果が出る時刻までの数時間、彼女の動きを追った映画でした。タイトルを思い出せません。確か5時から9時までみたいなタイトルでした。アメリは、芸術系ラブロマンス・ミステリー仕立ての映画です。
 記録映画風、ナレーションで始まり、ブルドットという男性探しの連鎖状態へもっていき、引っ込み思案なアメリが、自分の殻を破ろうとする衝動的な行動を描き出していきます。ときおりみせる彼女の美しい表情は、オードリー・ヘップバーンに似ています。女性が生まれてからの4分の1の人生を映像化してあります。
 主演女優さんが美しい。できるだけセリフをなくして、演技で心情を表現されています。背景の風景映像も美しい。アコーディオンを中心としたBGMも味わい深い。ただ、わたしには難解でした。1回観てもよくわからない。2回観て、そうかとうなずきました。

(その後)
アメリ特典DVDを観ました。
映画製作者を目指す人が観るDVDでした。
フランス語ばかりなので操作にとまどいました。
監督以下俳優さんたちへのインタビューシーン、みなさん自由です。
日本の封切インタビューシーンとはかなり異なります。
緻密で完ぺき主義なアメリの監督、対しておおまかでフリーな動きをする男優
よく喧嘩にならないものです。
各自、フランス国を好きという気持ちが熱い。
監督の語り、低予算でも質の高い映画、素朴なフランス映画を撮りたかった。
それでいいと観客もうなずく。

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