2014年10月31日

麦子さんと 映画DVD

麦子さんと 映画DVD

 母子の対立と、娘の葛藤を扱った物語です。展開に無理があると思うし、堀北真希さんと松田龍平さんの兄妹は、ふたりの容貌から、きょうだいには思えない。とはいえ、再鑑賞したい映画でした。
 冒頭の交通事故シーンはグッドです。前半は倦怠感がただよいます。年かさを経た中高年の方向けの映画です。映画を観ながら、中学の時に病死したおやじのことを久しぶりに思い出しました。
 麦子の母親と、兄、妹麦子の3人劇が続きます。兄、とくに妹(娘)は、母親をうっとうしく思います。母親に捨てられたと、気持ちが、屈折しているから、母親を許しません。歳をとってわかったことですが、人はやがて、親族関係のうっとうしさを許せるようになります。親子は一緒にいられる時間が大切です。
 夢追いかけて、夢破れて、山河あり。タイムスリップが用いられています。ただ、何かが欠けている。いや、余分すぎる。言葉が生かされていないのです。言葉が、説明になっています。あと、技巧にこりすぎています。伏線にくどさがありました。
 麦子の心の成長を見守る映画です。90分間の時間は適度です。

(数日後、特典DVDを観ました)
 おおぜいのスタッフでつくっているけれど、登場人物はシーンごとに3ポストぐらいです。スタッフは、演劇、映画好きなんだろうなあ。
 屋外セットだと思っていたら、屋内セットで、ちょっと驚きました。
 クランクアップのシーンは他の映画作品の特典DVDでも観ることがありましたが、形式的だけれど、役者本人にとっては、嬉しくもあり(業務終了)、寂しくもあり(グループ解散という別れ)、不安でもあり(次の仕事はくるのだろうか)、そんな気持ちが伝わってきます。
 監督のコメント、親との関係で避けてきたものとがっつり取り組んでみました。自分もリアルに「麦子」の立場にありました。
 映画の内容は、余命いくばくもない母親が死ぬ前に息子と娘と暮らしたいと望み、病気であることを隠して、親子3人の同居生活を始めたのですが、こどもたち、とくに娘さんに「あんたなんか母親じゃない」と冷たく当たられるのです。母親死去後、娘が遺骨をふるさとに納骨に行くのです。
 インタビューシーンが長いのですが、マイク音が反響していて聞き取りにくかった。堀北真希さんは、演技のプロなのか、素の自分をだされません。なんだかはっきりしなかった。対照的に松田龍平さんとか、余貴美子さんたちは本音のトークで愉快でした。堀北さんと松田さんは低血圧なのかテンションが低く会話も少なかったというお話には笑いました。
 1月・2月に撮影して、12月に映画公開で、途中、空白期間が何か月もあり、ふつう忘れちゃうよなと思ったのでした。
 出演者たちに1年を振り返って、漢字一文字で表現するインタビューシーンが面白かった。


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