2014年07月14日

アマデウス 映画 DVD

アマデウス 映画 DVD

 「アマデウス」とは、1700年代後半、ウィーンで活躍した作曲家モーツアルトのことです。ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルトが名前で、劇中に気づいたのですが、「モーツアルト」は、姓名の姓の部分で、下の名前が、「ヴォルフガング」です。彼の奥さんが彼を呼ぶとき毎回「ヴォルフガング」と声かけをしていました。どうして、モーツアルトと呼ばないのかと不思議でした。モーツアルトは姓だから、夫婦が互いに姓で呼び合うのは変です。まんなかにある「アマデウス」は、キリスト教の名前なのでしょう。
 外国映画らしく、国王がいて、キリスト教教会のトップみたいな人がいる。日本人には理解しにくい。宮廷というのは、王様のほうだろう。宮廷作曲家にならないと音楽では食べていけなかった。バッハも貧しかったと聞き意外な思いです。
 モーツアルトに関するエピソードを知っている人と知らない人とでは映画を観た後の感想がずいぶん変わってくるでしょう。わたしは、知らない人なので、その立場で感想を書きます。
 映像時間180分が長い。ちょっとつらい。映像のなかで、オペラや子どもさん向けの劇などが流れます。その各時間帯が長いことが、映画の長さにつながっています。確かにすばらしい劇です。3時間の時間枠に情報量が多すぎることが観る者の疲れにつながっています。(その後、この映画は、1980年代に放映後、2002年にカットされていた部分を足して3時間のDVDになったことを知りました。)
 映像がきれいです。白地に金色の衣装、1700年代イタリアの建築様式、画面に現れる朱色系統、ブルー系統の色彩が美しい。
 モーツアルトの性格・人格は、音楽の才能はすごいけれど奇人だったというスタンスで描かれています。モーツアルトは、変な笑い方をします。身のほどを知らない。立場をわきまえない。反面、人を惹きつけるすばらしい音楽の才能をもっています。彼がつむぎだす音は、スピードがあり、メロディーは生き生きとしています。ただし、彼を演じる男優さんはミスマッチではなかったか。彼の妻役の女優さんはこどものようです。ただ、モーツアルトをよく知る人から見れば適役配置なのでしょう。
 事実と合致するのでしょうが、宮廷作曲家サリエリという人が、モーツアルトの才能に嫉妬して、彼の足を引っ張ります。病的に嫉妬深く、被害妄想です。その結果、モーツアルトは貧困に陥り、わずか35歳で晩年を迎え、アルコール中毒みたいになって病死しています。映画監督が最も描きたかった部分なのでしょうが、観る方としては、せっかくの高尚な映像作品が、人間がもつどん欲な欲望の交錯で品位を落としています。ことに、サリエリが、モーツアルトの妻をつかまえて、自分に性的サービスをしなければ夫の職を保証しないというくだりには幻滅しました。創作作品として、この部分を入れなければならないとは思えません。
 モーツアルトにこどもさんがいたことは知りませんでした。結婚していたことさえ知りませんでした。けっこう苦労されています。大金持ちのお坊ちゃまだったと思い込んでいました。


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