2014年07月06日

12人の優しい日本人 映画 DVD

12人の優しい日本人 映画 DVD

 陪審員制度を扱った映画です。91年の映画です。日本国で陪審員制度と似た裁判員制度が始まったのは、今から5年ぐらい前のような気がします。未来を先読みした映画劇です。
 ワンプレイス(ひとつの場所)を舞台にした映画です。舞台劇の映像化でもあります。映像から見ると、どこかの古い役所の地下室を裁判所の会議室に見立てて映画化してあると推測しました。
 21歳母子家庭の母親が、午後6時00分に別れた夫と会って、午後6時30分にふたりで、「大自然」というお店で夕食をとって、女性は男性に復縁を迫られて、午後8時00分にお店を出たあと、午後8時30分に女性は男性を突き飛ばして、突き飛ばされた男性は通りかかったトラックに轢(ひ)かれて亡くなっています。21歳美人らしき女性が被告で、彼女の有罪・無罪を12人が判断します。
 法律の専門知識はなく、その気のない人たちが集まるとこうなるという「全員無罪」の挙手、それでは解散、お疲れさまでした、からスタートします。無罪の根拠も証拠もありません。本当は有罪だと思うが、温情で無罪です。
 いっけんどうでもいいと思える飲み物の注文シーンとか、ピザの注文シーンなど、くだらないと思えることに熱中するグループがいて、そこが、おもしろおかしい。
 出演者たちの言葉数は多い。こだわりも強い。しつこいやりとりが続きます。理屈っぽい。観ていて少々疲れる。それでも笑えるシーンは多い。
 12人は、互いにぶつかりあいながら、事件の真実に近づいていきます。鑑賞者は、鑑賞中に、被告が言ったとされる「死んじゃえー」は、違うフレーズだろうと気づけますが、それが、どんなフレーズなのかは、なかなか気づけません。
 陪審員のリーダーが語る「被告を有罪にする重み」は、やはり重い。
 映画では最後まで種明かしがないのですが、わたしは、前夫が前妻をかばったのだと思いました。
 豊川悦司さんの演技が光っていました。
 いろんな個性をもつ日本人がいて、みな、善人であることにほっとする一面があります。そして、個々が私生活では、苦労している。
 喫煙シーンが多かった。その点で、古い時代の映画でもありました。今だと会議室では吸えないです。


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