2014年06月22日

スタンリーのお弁当箱 映画 DVD

スタンリーのお弁当箱 映画 DVD

 インド映画です。子どもさん向けなのか大人向けなのかはよくわかりませでした。いちおう、大人向けでしょう。
 文化や風土が日本とは異なるので、理解できない部分もありました。ケースの広告に喜劇と書いてありますが喜劇ではありません。
 小学校2年生か3年生ぐらいのスタンリーが主役です。彼の両親は交通事故で亡くなって、彼はおじさんに引き取られていますが、彼、自らが「家族じゃない」と言い切っています。おじから虐待を受けているのではないかと思うぐらい彼の顔には殴られた跡があります。そして、学校にお弁当をもっていけません。学校に行ったからといって安穏(あんのん)があるわけではありません。学校には、恐るべきことに、こどもの弁当にたかるひとりの男性教師がいるのです。
 家庭、そして、両親のいないスタンレーは次々と嘘をつきます。嘘つきだけれど、物語をつくる名人です。将来は小説家になれる才能をもっています。そのあたりで、アメリカ映画スタン・バイ・ミーを思い出しました。やはり親から見放されている少年がその後作家になっています。才能は貧困の中でこそ花開きます。
 映画の中では敵役になるヴァルマー先生が児童スタンリーに向けて吐いた言葉「弁当をもたない人間は学校に来るな!」。意味は、高級学校に来るこどもは、富裕層でなければならないという「差別」だと推測、理解をしました。
 対して、スタンリーをかばう、サポートするグループがいます。スタンリーに才能があると認めるからです。インドの風土・意識として、才能と意欲を見捨てないとか、才能は貧困生活の中にこそあるという意識があると考えました。スタンリーを排除した悪徳教師に対するグループの対応は、教師に対する「許容」から教師に対する「復讐」へと変化します。
 インドの魂は「カレー」。ごった煮の社会で調和を求めていく。貧困者から富豪までが同居する。劇中にあった、「良くも悪くもこれが我が家」という言葉がこの映画を象徴しています。


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