2020年10月07日

ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅 函館~小樽

ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅 観光地を巡るならどっちが早い!? 函館~小樽

 名作が仕上がりました。わたしは、鉄道チームが勝つと思っていました。電車の遅延がなければ村井美樹さん鉄道チームの勝ちでした。村井美樹さんは勝負に敗れて涙ぐんでおられました。次回はぜひ挽回してください。
 最後にゲストの男性が、「地獄のようなガチですね(もう二度と出ません)」と強調されていたとおりです。観ていてわかります。よその旅番組は根回し済みの台本どおりです。

バスチーム:太川陽介さん 元AKB 島崎遥香さん(ぱるるさん) はなわさん
鉄道チーム:村井美樹さん 井上咲楽(いのうえ・さくら)さん アルコ&ピース 平子祐希さん

 井上咲楽さんの虫を食べる話、虫を食べる様子にはびっくりしました。先日別の番組で、虫料理のレストランが紹介されていましたから、隠れ虫食べるファンはけっこう多いのでしょう。
 平子祐希さんの体が大きいのに小食、気が弱そうで、虫嫌い、牛などの動物が苦手という性格が、見た目とギャップがありすぎてがっかりしました。ただし、彼の客観的な番組評価は正確で、認めるべきところは認めるというところは良かったです。
 全般的にゲストさんたちは、リーダーのふたりと比較して勝負に対して気楽な様子でした。そんなものなのでしょう。いつの日にか、6人とも真剣にゴールを目指すメンバーをそろえてやってほしい。
 道を歩いているみんなの姿を見ていると、蛭子能収(えびす・よしかず)さんの歩く姿がなつかしい。

 前半から中盤まで、おとなしい内容に感じました。映像に出てくる人が少ないのは、新型ウィルス対策で三密回避のためなのでしょう。
 北海道は自家用車を中心とした車社会であることがわかります。交通手段は、車がメインで、乗り合いバスにしても鉄道にしても本数、路線が少なく移動が厳しい。人口が減少して、町もさびれているように見える市街地風景でした。サミットがあった洞爺湖というところは、陸の孤島に思えました。

 鉄道チームリーダー村井美樹さんの健闘が光っていました。電車に乗り遅れそうなシーンでは、思わず、「がんばれ! あきらめたら達成できなくなる。あきらめるな」と、駅構内の高架橋部分を駆ける姿に応援を送りました。

 お寿司屋さんが良かった。映像を観ただけで、おいしさが伝わってきます。

 いろいろといなかの人のあたたかいおもてなしの気持ちがうれしかった。
 「優しい」ということは大事だとわからせてくれる番組です。
 平子祐希さんの番組評価が良かった。「人生の縮図」です。井上咲楽さんも同調されていましたが、幸せと苦しいことが順番に来る。サンサーラという曲が流れて、映像とぴったり合っていました。

 ぱるるさん(島崎遥香さん)の言葉、「お酒のめたら人生楽しそうだ」に実感がこもっていてよかった。それから、彼女が牧場での牛の乳しぼりが上手だったのが、やったことがあるそうで、意外でした。
 
 村井美樹さんの言葉、「番組のたびに過酷さを更新している」
 太川陽介さんの言葉、「(村井美樹さんに対して)やっぱり、あいつはすげぇ」
 まるで、戦国時代の戦(いくさ)のような戦いです。ふたりのお顔が武将に見えます。

 思うに、絶対、村井美樹さんの鉄道が有利でした。太川陽介チームの勝利の陰には、はなわさんがバス運転手から得た情報のおかげです。超ファインプレーです。そして、鉄道の遅延です。やはり、勝負事は、運が左右します。だから、みんな、神さまにお祈りをする時間帯があります。

 タクシーの運転手さんの言葉も良かった。「いやー、おれにいわせりゃー ぴったりだ。お金も(時刻も)ぴったんこだ」

 自分自身の人生体験として、ミラクルは偶然ではなくて必然で起ります。なにかしら自然の法則があって、そのとおりにことが運ぶようにできあがっているのです。だからみんなあきらめずにがんばるべきなのです。