2020年06月07日

信長協奏曲 邦画DVD

信長協奏曲(のぶながコンツェルト) 邦画DVD 2016年

 明智光秀を主人公としたNHK大河ドラマ「麒麟が来る」で、信長が仮病を使って、実の弟を謀殺したシーンを観た翌日にこの映画を観ました。映画は、重厚な時代劇であろうと想像していました。映画の始まりは火災シーンで緊張感がありましたが、そのあとこけました。ギャグ? コメディ コミックマンガの映画化でした。
 現代で生活している男子高校生がタイムスリップして、時代をさかのぼり、彼が信長になるという展開です。
 この映画は、もともと、この内容で放映されていたテレビドラマの続きのようになっているようで、最初からいきなりこの映画だけを見た者にとっては、最初は内容が、チンプンカンプンでした。イメージしていたものと違うので、ついていけるだろうかと心配になりました。
 昔の映画、『戦国自衛隊』とか、『影武者』を思い出しました。

 小栗旬さんが、二役です。織田信長と男子高校生のサブロー(小栗さんは、とても高校生には見えませんが)です。
 
 セリフは現代語です。いやはやどうなることか。「オレ、未来から来たんだ」
 
 BGMによる感情誘導、それから、おそらくコンピューター・グラフィックなのでしょう。家屋内全体に燃え広がることのない火事の炎。いろいろ工夫がしてありました。

 「夫婦」の愛情(信長と帰蝶(きちょう、濃姫))の強い愛情を前面に出してあります。ラブコメディの部分へのこだわりがあります。伏線は、指輪です。それから、「うつけ」という帰蝶の呼びかけ。後半への展開は予測できますが、ひと息ついたあとのラストは、濃厚で良かった。