2024年11月10日

とんでもない 鈴木のりたけ

とんでもない 鈴木のりたけ アリス館

 油絵のようなタッチ(筆致)の絵本です。

 『サイ』の後ろ姿から始まります。
 自転車にのった『サイ』が、ペダルをこぐ後ろ姿がかわいい。
 のっている『サイ』は、ママさんだろうか? パパさんだろうか? わかりません。

 ページをめくって意外です。
 海辺の町の風景画が出てきました。
 日本各地の海岸線に似たような風景があります。

 少年である『ぼく』が、一戸建ての二階にある自分の部屋で、窓辺で頬づえをつきながら、なにやらぶつぶつ不満をつぶやいています。
 自分は平凡だ。なにかしらずばぬけた能力があるわけでもない。
 『サイ』はいいなあ。よろいのような体がかっこいいなあ。
 そんなことをつぶやいています。

 読み終えてわかるのですが、連鎖の回転が始まります。
 
 少年の自宅のお隣に、『サイ』が住む家がある?
 なんか、変な絵があります。

 おもしろい!
 『サイ』が部屋の中でイスにこしかけて話します。
 『とんでもない』
 わたしにも苦労があるんだよ。(おもしろい)
 『サイ』は、『うさぎ』がうらやましい。
 
 ほう。
 『うさぎ』になりたいようなことを言った『サイ』の次は、『うさぎ』です。
 
 読んですぐにぱっと理解できるものでもないのですが、『うさぎ』が語ります。
 『うさぎ』にも苦労があるのです。
 『うさぎ』は、『くじら』がうらやましい。
 
 『くじら』の絵の構図がすごい。
 見開き2ページのすべてが『くじら』の顔に見えます。
 ブルーの色がきれいです。
 海の中で暮らすのにも苦労があるのです。
 『くじら』は、『きりん』がうらやましいそうです。
 
 おもしろい!
 『きりん』の顔が、煙突(えんとつ)から出ています。
 帰宅しても首が長すぎて困るらしい。
 絵がリアルです。
 『きりん』が生きているみたいです。
 『きりん』は、『とり』みたいに空へ舞い上がりたい。

 『とんでもない』
 『とり』は、地面の上で暮らしたいそうです。
 地面の上には、エサがたくさんあるからだそうです。
 でも、『とり』を襲う敵も多いから、敵につかまらないように空を飛んでいるそうです。
 『とり』は、強い『ライオン』になりたい。

 ページをめくったら、『ライオン』が出てくると思ったのに違っていました。
 たくさんの『ねこ』が、公園広場の草地の上にいます。にゃー にゃー。
 
 ついに、『らいおん』が出てきました。
 『らいおん』にもお悩みがあるのかと思ったら、なさそうです。『うん まあ そうかもね(強いから襲われることがない)』
 ストーリーが進む中で、リズムの変化がありました。おもしろい。
 そんなことを言っていた『男らいおん』の頭に、『パコンッ』と、『らいおんの奥さん』からのお玉(台所の)叩き(たたき)が飛んできました。
 『男らいおん』は、狩りをしません。『女らいおん』が、狩りをします。奥さんは、獲物を追いかけるのもたいへんだと主張します。
 『奥さんらいおん』は、『人間のこども』がうらやましい。人間のこどもは、家でひっくりかえって本でも読んでいればいい気楽な身分だみたいなことを言います。

 ここまで読んで、この絵本を親戚の男の子にプレゼントすることにしました。
 3歳半ぐらいですが、楽しんでもらえそうです。
 
 いい絵本でした。
 港に近い山の上にある住宅地の夜景がきれいです。
 
 いいなあ。
 夜の『サイ』の姿、『サイ』は自転車にまたがってペダルをこいでいます。

 読み終えて、おまけのクイズもありました。
 ちょっとむずかしい問題もありました。
 第1問の答である、『うさぎが描いてあるポスター』が、わたしには見えません。老眼のせいだろうか。  

Posted by 熊太郎 at 07:48Comments(0)TrackBack(0)読書感想文

2024年11月09日

宙わたる教室(そらわたるきょうしつ) 第5話

宙わたる教室(そらわたるきょうしつ) NHKドラマ10 毎週火曜日午後10時放送 第5話 全10話

『第5話 真夏の夜のアストロノミー』
 アストロノミーは、『天文学』です。
 名言がふたつありました。
 ひとつは、名取佳純(なとり・かすみ)の言葉です。(名取佳純(起立性調節障害。父母離婚。母が親権者なるも、母は、姉をひいきして、妹の佳純を差別する。佳純をやっかい者扱いする。名取佳純は、常習のリストカットとかオーバードーズとか(過剰な服薬)をやる人。佳純について、両親が離婚してから会わなくなった父親と夜空を見上げた宇宙観測の思い出話があります。楽しかったそうです。佳純は、父親に会いたい。自分を差別する冷たい母親からは離れたい)。彼女の言葉です。
 『(学会での研究発表のエントリー(申し込み)について)わたしはやってみたいです。あきらめる理由を探すの…… もうやめたいなって』
 名取佳純役の女優さんがうまい。伊藤蒼さん(いとうあおいさん。19歳)という方です。幸薄そうな(さちうすそうな)役柄の人を好演されています。

 もうひとつは、キャバ嬢である庄司麻衣の言葉です。(離婚して幼児を保育園に預けて働いている。将来自営業者になりたい。そのために、高卒の資格が欲しい。これからもずっと、こどもとふたりで生きていくために商売をやる)。
 『わたしなんて、毎日偏見(へんけん。差別)の目で見られまくっている。白い目で見られる。文句を言うそいつらは、(文句を言うだけで)だれも助けてくれない(だからそんなやつらは相手にしない。そんなやつらの言葉にへこんでいるヒマはない。やることをやり続けるだけ。できるところで、できることをやるだけ)』(勇気づけられます)。

 リム:クレーター作成実験で、鉄の玉を砂地に落とすと、砂がはじかれて、円形に穴があき、その穴のふちが盛り上がるのですが、その盛り上がった部分をリムと呼ぶ。
 ランパート・クレーター:リムのまわりに、エジェクタ堆積物(たいせきぶつ)が花びらみたいに広がった状態をいう。
 エジェクタ:排出。エジェクタ堆積物を研究者は、『ローブ』と呼ぶ。
 火星のランパート・クレーターを定時制高校の実験室で再現する。

 メンバーの思うようになりません。定時制高校のクラブ活動は、高校生の大会にエントリーさせてもらえないのです。
 定時制高校の発表行動が、科学部だけではなく、ほかの部活動でも差別されることが紹介されています。
 門前払いなのです。エントリーもできないのです。(申し込みすらできない)。
 その理由として、『前例がないから』というのは口実で(つくった言い訳)、定時制高校に対するいわれなき差別があるのでしょう。人間は、同じもので固まりたい。とくに日本人はそうです。標準の外にいるものを仲間に入れようとはしません。閉鎖的です。排他的ともいいます。
 『そうあってはいけないと思うが、世の中ってそういうもんだ。空気読めっていうことだ。』という発言があります。

 そのあと、以前バス旅対決で、太川陽介さんの代わりにがんばった(太川さんが演劇出演で番組に出られなかった)高島礼子さんが石神教授役として出て来たのでびっくりしました。ずいぶんやせられました。

 藤竹先生は、純粋です。正義感が強い。理想を追う人です。
 もうひとついい言葉がありました。藤竹先生の親友の言葉です。
 『青春全部、実験に熱中したも同然ってぐらい……(実験に夢中になった)』

 ドラマでは、後半、みんなが学校の屋上に登って夜空を観測します。
 火星と金星は、わかりやすい星です。
 流れ星が流れます。
 わたしは、中学生・高校生のときに、新聞朝刊配達のアルバイトをしていたのですが、とくに、冬の時期は、配達が終わったあとも暗い夜が続いていました。夜明けが遅い。
 夜空は満天の星空でした。なんというか、きれいな星空というものは、特定の場所でしか見られないものではなく、日本国中、空気がキレイで、ネオンサインのない田舎(いなか)だったら、どこでも、美しい満天の星空を見ることができます。夜の大空いっぱいに星が広がっています。
 そして、流れ星は、たまにではなく、案外、しょっちゅう流れているのです。流れ星にお願いのしほうだいなのです。そんなことを思い出しました。  

2024年11月08日

3000万 NHK土曜ドラマ 第4話と第5話

3000万 NHK土曜ドラマ 土曜日夜10時 全8話 NHKとか、NHK+(エネエチケープラス)とか。第4話と第5話

『第4話』
 犯罪グループの指示役である坂本が怖い。物に当たる。大声で怒鳴る。
 一生懸命やっているから切れるということはあります。
 そういう人って実際にいます。
 それが上司だと、部下は困り果てます。さからえません。犯罪グループにおいても同じです。
 
 のほほ~んとしただんなさんの態度がいい感じです。奥さんから見れば腹が立ちます。あんたは、気楽でいいわね!です。
 いっけん役立たずに見えるだんなさんですが、本当は違うと、わたしは観察しています。

 ああ、やっぱり3000万円は、ソラの祖母のお金でした。
 『とりかえした』
 『おかあさんずっと泣き寝入りでいいの?』
 母と娘が愛情でつながっていません。
 
 『ナリタが逮捕された』(ナリタってだれ?)(その後、レンタカーの運転手、運び屋役だとわかりました)

 シンくん=薬物で逮捕された。(バンドマン。だんなさんの友だち)

 シンプルな流れだけれど、ややこしい。
 隠さなければ、スムーズに解決に向かうけれど、そうはいかない。

『第5話』
 物語は、タイムリーな話題です。(現在の社会状況に合致している)
 闇バイトとか、トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)の類似パターンです。
 現実の出来事と並行しながら脚本をつくったり、演技内容を変化させたりしているのではないかとすら思えます。

 佐々木夫婦が、犯罪グループから横取りした3000万円のうちの200万円ぐらいを、佐々木夫婦は、息子のピアノ購入費などで消費してしまったのですが、妻は犯罪グループに捕まってしまい、犯罪の手助けをさせられます。
 200万円使ったのですが、1000万円返せと言われています。800万円は経費だそうです。
 佐々木祐子(安達祐実)は、どんどん奈落の底へ落ちていきます。(抜け出すことができない。どうしようもない)。
 
 子役さんの男の子がうまい。両親を拒否します。

 犯罪グループが使用している賃貸マンションの一室です。お年寄りの家にだましの電話をかけることが業務です。
 テレホンセンターみたいな感じです。
 あらかじめ用意してある名簿に従って高齢者宅に電話をかけます。
 家族構成、資産状況、生活実態を聞き出して、強盗にするターゲット(獲物えもの)として都合のいい家をピックアップします。
 警察や犯罪グループにとっての参考とか研修に使えそうな映像です。

 佐々木夫婦は、犯罪グループに脅されているというこの苦境をなんとか脱出しようと努力します。
 夫婦間で、いろいろ衝突はありますが、仲の良い夫婦です。だんなさんのキャラ(個性)がいい。本気で苦しみを体感されない、気ままでじょうぶなキャラです。夫婦は、よく会話します。会話のない夫婦ではありません。

 ようやく、『カマチ(赤松良太郎)』の名前の件がわかりました。気にしていたのは、自分だけかもしれませんが、愛称が、『カマチ』で、本名が、『赤松良太郎』でした。どうして、同じ人間に違う名前があるのだろうかとずっと不審でした。

 闇組織の大津が逮捕され(指示役の坂本は逃げ切った)、刑事の奥嶋が定年退職しました。
 いったん解決したかに見える事件ですが、そうはいかないでしょう。

 ボスの大津については、公務執行妨害ぐらいしか罪が見つかりません。短期間で、釈放されるでしょう。
 佐々木夫婦の犯罪は、近いうちに明るみに出てしまうでしょう。うっかり、ちゃっかりとはいえ、罪の内容はかなり重い。とくに奥さんである安達祐実さんの罪については重い刑罰が予想されます。
 この話は、最終的にどこに着地点をもっていくのか、あれやこれや予想しています。
 一番楽な話のもっていきかたは、佐々木夫婦のこれまでの行為と、犯罪グループによる犯罪の全容解明、そして関係者全員の処分ですが、それではドラマになりません。
 かといって、悪いことを表に出さずにしゃんしゃんで、終わりにすることもできません。
 今のところ自分は、物語の着地点を想像できません。  

2024年11月07日

出川哲朗の充電させてもらえませんか? 越前大野城→山中座

出川哲朗の充電させてもらえませんか? 福井県越前大野城→石川県山中座 TVer(ティーバー)とか、ネットもテレ東とか。

■北陸絶景街道110キロ■天空の<越前大野城>から<東尋坊(とうじんぼう)>へ■ゴールは<加賀温泉郷>山中温泉なんですが■朝日奈央と陣内智則がハプニング!ヤバイよヤバイよSP

 黄色い田んぼ(イネ)が、とてもきれいな景色です。ずーっと広がっています。

 越前大仏、そして、恐竜博物館を見学しました。
 越前大仏が日本一の大きさなのにどうして有名ではないのかと繰り返し強調する出川哲朗さんですが、できたのが、1987年(昭和62年)ですから、いたしかたありません。歴史の年数が浅いのです。

 恐竜博物館の駐車場は満車で驚きました。大人気ですな。
 ちびっこたちは、恐竜が大好きです。
 実物の化石である骨がけっこう大きい。なにせ恐竜ですから。地球上にいたのは、2億3000万年前から6600万年前ですから、ずいぶん昔のこととです。今はまだ、西暦2024年です。

 鮎のお店に立ち寄りました。
 たくさんのお魚です。大きい。太い。焼いて食べます。おいしい。

 充電依頼先の奥さんたちが、出川さんたちが来てすごく喜んでおられました。
 良かった。撮影を避けたい人も多い中、受けてくださる人には感謝です。
 高校一年生と、中学三年生、小学四年生のこどもさんたちがおられました。

 焼き肉屋のアルバイトさんが、広瀬すずさん似で盛り上がりましが、なまりが強くてしゃべるといなかの人で、そういうものだと納得しました。
 21歳工学部の大学生で、大学院へ行くだろうとのことでした。生まれてから一度も東京へ行ったことが無くて、原宿に行ってみたいとお話しされていました。
 あんがい、全国の地方に、彼女のような若い男女がたくさんいるような気がします。

(次回へつづく)

 陣内智則さんが、朝からバイクに乗ってずぶ濡れです。
 雨男ですなあ。前回の沖縄の時も大雨の中のバイク運転でした。
 ところが、途中から、快晴になったのです。同じ一日の天気とは思えないような、急激な回復でした。

 雨が降る中、海岸の砂浜でビーチバレーの練習をしていたのが、国体に出場する選手だとは思いませんでした。女性ふたりとご家族でした。びっくりしました。
 充電バイクチームとビーチバレーで勝負をしましたが、雨が降る中で、砂浜ですから、充電バイクチームは、ころんで倒れて砂まみれです。天気が悪かったのが気の毒でした。

 わたしは、福井県の海岸にある東尋坊(とうじんぼう)には何度も行ったことがありますが、陣内智則さんが東尋坊に初めて来たと言うので、珍しいなと思いました。自分には、イカ焼きがおいしかった記憶が残っています。
 自殺の名所、切り立ったコワイ岩場なのですが、以前、テレビ番組、『探偵ナイトスクープ』で、岩場のてっぺんからはるか下にある海面に飛び込んで、そのあと、ケロッとして、素手で岩場を登ってくる男性がいて、しかも、その行為を何回も繰り返すのです。びっくりしました。ぜんぜん死なないのです。気持ちよさそうに飛び込みをされていました。(マネはやめましょう)。自殺の名所とは思えませんでした。すごい人がいたものです。(歳をとられて、今は、やっていないとインタビューに答えられていました)

 橋でつながった雄島(おしま)というところへ行きました。
 こんなところまでと言うと失礼になってしまうのですが、日本人も知らないマイナー(小さい存在で目立たない)なところへ、外国人観光客の人たちが来ています。外国人観光客の目が肥えて(こえて。いいものを見慣れて)、旅の目的が、有名な観光地だけでは、なくなってきているのでしょう。

 電動バイクのバッテリーが切れて、充電のお願いをしたいのですが、なにせ人の姿がありません。家がたくさん建っていても、屋外に人は歩いていません。
 78歳だったか、79歳だったかの男性とその奥さんが、心よく陣内智則さんを迎え入れてくださいました。
 ご主人が、冥土(めいど。天国への旅)のいい思い出になりましたと言っておられました。自分も前期高齢者なのでお気持ちはわかります。日本人男性の平均寿命は、81歳ぐらいです。

 山代温泉の銭湯タイプの建物の映像を見ながら、温泉町である大分県の別府を思い出しました。なんとなく雰囲気が似ています。

 山中温泉の山中座という舞台劇場で、芸者さんの踊りを観ました。
 上品な感じの踊りでした。
 172席あるそうです。

 旅館の女将さんと(おかみさんと)、出川さんとの思わぬ再会がありました。
 縁とは不思議なもので、縁がある人とは何度でも出会います。まさか、こんなところでとか、ここまで来てという場所で、偶然出会うこともあります。不思議なものです。  

2024年11月06日

東野・岡村の旅猿26『黒田プロデュース鳥取県の旅』

東野・岡村の旅猿26~プライベートでごめんなさい… TVer(ティーバー)とかhulu(フールー)とかBS日テレ火曜23時とか。『黒田プロデュース鳥取県の旅』

第1話 ロケ日は、2024年9月15日(日)16日(月・祝日)でした。
 お笑いコンビメッセンジャーの黒田有さん(くろだたもつさん)が案内人です。岡村さんたちのほうが吉本では先輩です。

 仲が良くて信頼関係が築けているから、お互いに乱暴な言葉づかいでの応酬が続きます。
 以前番組、『旅猿』で、鳥取県を訪れたことがあるのをわたしも覚えています。記録を調べたら2018年(平成30年)のことでした。
 そのとき訪れたところと同じ場所とか、同じアクティビティ(体を動かす活動)を黒田さんがこれからやろうと企画していたことが徐々に判明してきて、なんだまたやるのかと、あとのふたりから文句が出てきます。重複内容になります。それでいいのか。

 前回訪問時と同じ海鮮料理が出る場所、パラグライター、鳥取砂丘という内容になりそうです。
 市場では、白いか、もさえび、ばい貝を購入しました。
 それから梨園に行って梨狩りをしました。みずみずしいおいしい梨だったようです。
 鳥取県の魅力を探る旅ですが、どうもいまのところ、大成功しているようには見えません。
 なんというか、訪れるところが少なくて観光地が決まっているとか、人口が少ないとか、コンビニが少ないとか、マイナスのイメージが表に出ています。

 次回は、砂の美術館と大雨の鳥取砂丘だそうです。
 う~む。鳥取県は、農林水産業の県、観光の県なのでしょう。
 鳥取県に限らず、地方の経済は人口減少もあって、衰退化し冷たくなっています。地方創生が必要ですが、なにせ人が少ない。今回、鳥取県出身の総理大臣が生まれたので、なにかしら手は打ってくれるのでしょう。

第2話
 2回の放送で終わりかと思っていたら違っていました。第3話以降もあります。
 今回は、『砂の美術館訪問』と、『鳥取砂丘でパラグライダー(東野さんだけ)』が放映されました。

 砂の彫刻は陶器のようです。
 砂像(さぞう)というそうです。『ミニ砂像づくりの体験コーナー』があります。クマの顔を砂でつくります。こういうところがあることは初めて知りました。
 ときおり黒田さんが、東野さんに、『にいさん』と声をかけます。先輩を立てます。感じがいい。
 砂像づくりはむずかしそうでした。

 パラグライダーは、あいにくの雨模様の天候でしたが、東野さんだけがチャレンジして、じょうずに成功しました。あとのふたりはイヤがってやりませんでした。傘もないから雨に濡れて、早く帰りたいようすでした。
 やりとりの中で、『(パラグライダーの飛行時間は)10分ぐらいですか?』という問いに対して、インストラクターが、『10秒ぐらいです』に笑いました。じっさい、10秒ぐらいでしたが、かなり長い時間に感じました。東野さんはごきげんでした。空中滑走は、むずかしくはない、簡単だそうです。

第3話
 若い女性がとてもおもしろかった。ひなちゃんと呼ばれていました。大阪のラウンジ(夜のお店。女性とお酒や会話を楽しむ)で黒田さんと知り合ったそうです。世の中にはいろんな人がいます。お客である黒田さんの隣で、夜12時になったからといって自分のお弁当を広げて食べ始めて、黒田さんがびっくりしたそうです。その後、地元の暮らしに戻って、お父さんの居酒屋を手伝っておられます。
 ひなちゃんは、見た目が、かわいらしいし、スタイルもいい女性なのですが、変なのです。そこが魅力の個性です。
 ひなちゃんは、東野さんたちのファンなんですと言いながら、岡村さんの下の名前を知りません。岡村隆史ではなく、岡村たけしと言います。
 黒ばい貝の煮つけ、ハタハタの干物(意外に大きい)、白ばい貝の刺身、どれもおいしそうでした。

 第3話の放送では、鳥取県倉吉の街を訪れて、江戸時代の町並みを楽しみます。
 犬のグッズの店で、犬用の甲冑(かっちゅう。武士の鎧(よろい))とか、梨の木でできた犬が噛む骨のようなもの、犬のゴーグル・サングラスなどを見ます。東野さんが犬をペットとして飼っているそうですが、東野さんの飼い犬は、セレブな犬(裕福な人が飼う犬)で、散歩をさせてくれる人が付いているそうです。

 お醤油の製造をしている古いお店もたずねます。
 おしょうゆのアイスクリームを楽しみました
 お金の支払いを黒田さんに押し付けるふたりです。以前もこのパターンがありました。
 東野さんは、現金をもっていない。ペイペイで支払いをする人です。おしょうゆ屋さんでペイペイが使えたのですが、今回は東野さんがごねたので、黒田さんが支払いをしました。

 雨が降ったりやんだりでたいへんなロケになりました。
 メンバーの服が濡れたので、途中ユニクロで着替えを買って着替えました。

第4話 最終話
 円形劇場というところを訪問した三人さんです。
 フィギャアを展示してあります。お料理の模型です。倉吉フィギャアミュージアムとありました。
 食品サンプルの展示です。スパゲティとかがあります。
 食品サンプルを手に持って、楽し気な(たのしげな)背景画をバックにして、各自でスマホ撮影をして楽しみます。なかなか良かった。
 麺が飛び出したラーメンどんぶりを頭から帽子のようにかぶって撮影をすることもできます。
 おもしろい。
 トラロープでつくった虎がありました。力作です。
 白い恐竜のフィギャに色付け体験というのがあったのですが、もう宿に行く時間だったのでパスでした。準備して待っていたスタッフさんがかわいそうでした。

 本日のお宿は豪華なところでした。
 部屋に立派な温泉風呂があって、サウナまであります。
 夕食も豪華な海鮮料理でした。
 フロ遊びをして、ごちそうの数々を食して、仕事中なのに、リラックスして、ずらりと並んだ、お魚や和牛をいただきます。これはおいしいでしょう。
 『これ、なんぼするんやろ』(かなり高そうです)
 岡村さんの頭のてっぺんが薄くなっていることがわかる映像です。
 東野さんとのやりとりがなんやかんやがあって、岡村さんが言います。
 『インスタなんか、ほんまのやつあげたらいけませんよ』(インスタというものを知らないわたしにはなんのことかわかりません)

 あしたは、早く起きて、(湖を見渡す)いい景色を見るそうです。

 翌朝、黒田さんが、岡村さんのイビキが、えげつなかった。(朝4時半に起きて、ロビーですごしたそうです。黒田さんは先輩のふたりにかなり気をつかっていて気の毒でした)。
 黒田さんが、頭の毛がどんどん抜けてはげた夢を見たといったので、つながりができておもしろかった。(昨夜夕食時に岡村さんの薄くなってきている頭のてっぺんの映像を思い出したのです)

 以前岡村さんが言っていました。『旅をすると人のイヤなところがいっぱい見えてくる。(だけど)それを通り越して、(お互いが)仲良くなれるのが、旅のいいところです』
 相手に、なにかひとつでも尊敬できることがあれば、ほかのイヤなところはがまんできるということはあります。夫婦でも友人でもそうです。

 最後は、静かな湖の景色でした。
 先輩、後輩にこだわる黒田さんでした。苦労されています。

 次回は、八丈島だそうです。ゲストは、華丸さん(はなまるさん)です。楽しみです。  

2024年11月05日

ちびっこたちへプレゼントする絵本

ちびっこたちへプレゼントする絵本

 年に1回ぐらい、九州福岡で親族が集まって、大衆食堂の広い座敷で2時間半ほどの昼食会をしています。今年は9月末に実施しました。
 親族は、自分より上の世代はほとんど亡くなって、自分よりも下の世代ばかりになりました。三十代とそのこどもたちが多いです。親族のうちのひとりが高校生のころにバイトをしていた大衆食堂なので、気軽に利用できます。わたしが奮発して、みんなをもてなしています。すでに亡くなりましたが、わたしの父親や義父(妻の父)が、それぞれの親族を招いて、ときおりそのような食事会を開催していました。それをわたしも真似しています。

 世の中は少子化ですが、うちの親族は、毎年のようにあかちゃんが生まれて、人数がだんだん増えてきました。今年も昨年に引き続き5月にあかちゃんが生まれました。
 ちびっこたちに会うたびに、ひとりずつ絵本と人形類、お菓子などをプレゼントしています。みんなよくなついてくれていて、体にまとわりついてくるのでうれしいです。
 あかちゃんの小さな5本指で、わたしのひとさし指1本をぎゅっと握ってもらうと、胸に幸福感が広がります。

 さて、今回ちびっこたちへのプレゼントとして選んだ絵本です。

 7歳女児小学一年生へ
 『11ぴきのねことあほうどり 馬場のぼる こぐま社』
 かなりおもしろいです。『11ぴきのねこが コロッケのみせをはじめました』から始まります。コロッケ販売店です。『ごっこ遊び』があります。ちびっこは『ごっこ遊び』が大好きです。じゃがいもをゆでて、つぶして、パン粉をつけて、油であげます。どんどんつくって、どんどん売ります。

 6歳保育園女児へ
 『いろいろおふろはいり隊! 穂高順也・作 西村敏雄・絵 教育画劇』
 絵本の帯に、『おいしいおふろ、しょうかいします!』とあることからピンときました。お料理が関係している絵本に違いない。絵本の表紙をめくると、お顔が描いてあるタマネギさん、マイクを両手に持ったニンジンさん、ジャガイモさんの絵が、コンニチワと声をかけてきます。おふろ=お鍋(なべ)じゃないのかな。(あたりです)

 5歳保育園女児へ
 『やさいのおしゃべり 泉なお・作 いもとようこ・絵 金の星社』
 野菜の擬人化です。まず、きゅうりが出てきます。次に、きゅうりがキライな、小学一年生のれいちゃんが出てきます。(わたしは、きゅうりは、味がしないけれど、腸の中をきれいにそうじしてくれるような気がします)。そのあと、物を乱暴に扱うおかあさんが登場します。

 3歳保育園男児へ
 『きいろいのはちょうちょ 五味太郎(ごみ・たろう) 偕成社』
 よくできたしかけ絵本です。かなりおもしろい。虫とり網を右手にもったぼくちゃんの登場です。ぼくちゃんがつかまえたいのは、黄色いちょうちょです。(でも、なかなかつかまえられません)。ちょうちょかなと思ったら、つかまえてみるとちょうちょじゃないのです。

 1歳4か月男児へ
 『すしん たなかひかる ポプラ社』
 かなりおもしろかった。お寿司の話です。握りずしの下に、車輪が取り付けられます。まぐろの握りが、『すしーーーーん』と走り出します。爽快です。(そうかい:さわやかで気持ちが良い)。たまごと、えびも走ります。『すしーーーーん』、『すしーーーーん』。そのあとを、貝と、あなごと、いくらとウニとタコとイカとサーモンと鉄火巻きが走ります。『すしーーーーん』、『すしーーーーん』、『すしーーーーん』。

 生後4か月男児へ 3冊まとめてプレゼントです。
 まだちょっと早いですけど、じきに絵本を見ることができるようになるでしょう。
 『だるまさんと かがくい・ひろし ブロンズ新社』
 あいさつ、コミュニケーション、スキンシップを学んで楽しみます。
 『おつきさまこんばんは 林明子 福音館書店』
 最初にスリムなネコの黒い影絵があります。アメリカ映画のピンクパンサーみたい。かっこいい。黒い影の一戸建ての家があって、ネコが2匹いて、あたりは、真っ暗。室内に黄色い電灯がついている。屋根の上が少しだけ黄色いだ円になる。ほんの少し明るい。エジプト絵画みたい。明るい。太陽のような月が目を閉じている。おめめをあけてくださーい。金太郎顔のお月さんです。
 『とりがいるよ 風木一人(かぜき・かずひと) 角川書店』
 まだ、ひよっこのような幼児向けの絵本です。二歳半から三歳ぐらいの年齢に読んであげるのが良さそうです。ちびっこの外見が、いちばん可愛い時期です。これからオムツがはずれそうなころです。さて、絵本です。とりさんがいっぱいいます。鳥は右向きに歩いています。

 座敷で広げてそれぞれに渡しましたが、今回は、絵本よりもちいさな人形さんのほうが大好評でした。びっくりしました。

『7歳女児小学一年生と5歳保育園女児へ(白いクマの小さなぬいぐるみ。キーホルダーの形状で名前の頭文字(かしらもじ))イニシャルのアルファベットが付いています』
 かなり気に入ってくれました。洋服のあちこちにぶら下げて、にぎやかに喜んでくれました。

『6歳保育園女児へ(ライオンの小さなぬいぐるみ)』
 わーっ! わたしの好きなライオンだーーと言って喜んでくれました。右肩の上にのせて、小さなライオンのぬいぐるみの上に自分が着ているシャツの肩部分をかぶせてライオンを固定して、ずっとライオンを肩の上にのせながらあれやこれやしていました。

『3歳保育園男児と生後4か月男児へ(スヌーピーとパンダの小さなお人形』
 3歳の男の子は、小さなスヌーピーをかわいいと言ってくれて、うれしそうでした。

 喜んでもらえて良かったです。  

Posted by 熊太郎 at 07:50Comments(0)TrackBack(0)熊太郎の語り

2024年11月04日

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 2002年

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 2002年(平成14年) 2時間59分 動画配信サービス

 ネットで名作リストを見て、この映画が書いてあったので観てみました。
 むずかしい。
 映像は美しい。
 シリーズになっているようで、(タイトルを聞いたことはありますが、わたしは中身を知りません)ホビットの映画も含めて、6本観たほうがいいとアドバイスが書いてありました。

 ロード・オブ・ザ・リング 2001年公開
 ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 2002年公開
 ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
 ホビット思いがけない冒険 2012年公開
 ホビット竜に奪われた王国 2013年公開
 ホビット 決戦のゆくえ 2014年公開

 今年ですが、2024年12月にもう1本、『ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い』という映画が出てくるようです。

 うわべだけの感想になってしまいますが、ぽつぽつ文章を落としてみます。

 特殊撮影が持ち味であり、売りの作品だと感じました。

 荘厳な音楽です。そうごん:おごそか、重々しい。

 闇の勢力とされるサルマンとサウロンという民族VSローハンというところの民族の争いと理解しました。
 サルマンには、アイゼンガルドのオルサンクの塔があり、サウロンのところには、モルドールのバラド・ドゥアの塔があると理解しました。(もしかしたら、単語の表記が違うかもしれません)

 『旅の仲間』というフレーズがいいなあと感じました。

 タイトルは最初、指輪の道かと思いましたが、道ではなく、支配者であることに気づきました。指輪の持ち主。
 指輪の意味とか効果は、よくわかりませんでした。
 
 サルみたいな人間みたいな生き物が出てきます。ちょっと気持ち悪い。

 ホビットというのは、(身長・体格が)小さな人のことを言うことが途中でわかりました。

 全体的に男社会です。女子も出ますが、戦力にはなっていません。
 欧米では、魔法使いとか魔女はポピュラーなのでしょうが、日本人のわたしには実感がわきません。

 森の樹木が動き出して、目があって、そこらへんがおもしろかった。
 森の守護神だそうです。
 
 沼の中への吸い込まれは、ホラー映画みたいでした。
 
 見ている者に錯覚をつくり出す映画です。

 なんとなく、日本神話に似ています。
 古事記とか日本書紀に出てくる、ヤマタノオロチを退治する須佐之男命(スサノオノミコト)みたいです。

 灰色のガンダルフという老人は、白のガンダルフになった。

 なにやら宗教的でもあり、先日観た、『エクソシスト』(悪魔が少女の体内に入る)を思い出しました。

 『暗(あん)』から、『明(めい)』へ。

 ときおり、男女の愛の表現シーンが入るのですが、観ていて、なんのことかわかりません。
 退屈でした。

 敵だーーー
 テレビゲームみたいな戦いです。
 巨大なネズミみたいな生き物が、馬のような役割を果たしています。
 爆発シーンは少ない。
 
 指輪は、人間のところへ行きたい。世界が滅ぶ? 指輪は滅ぶことに影響するのか。よくわかりませんでした。

 指輪をはめると姿を消せるそうです。
 
 人海戦術のような戦いです。兵士の群れがすごい数です。
 
 観ていて思うのは、人は変わるということ、気持ちは変化するということ、侵略者は攻撃されるということ。

 登場人物による御託は多い。ごたく:アピール、メッセージ、意思表明、言い訳、自己鼓舞(こぶ。ふるいたたせる)、自己認定など。

 こういう戦いは、相手のトップの首をとったほうが勝ちになると思うのですが、おおぜい同士がぶつかって、なんだかよくわかりません。
 自然災害のようなダメージが効果的です。

 観ていて、さらに思ったことです。
 人間にはふたつある。
 競争したがる人たち、そして、競争をしない人たちです。
 競争はしなくても生きてはいけるということはありますが、強い相手に支配されるという悲しみがあります。

 景色は、地球創世のみたいでした。

(参考)
 アイゼンガルドのオルサンクの塔(魔法使いサルマンの本拠地)
 モルドールのバラド・ドゥアの塔

 闇の勢力として、
 サルマン:(悪い)魔法使い。
 サウロン:肉体は亡びているが(ほろびているが)、精神は残っているそうです。モルドールの支配者

 闇の勢力に対抗するものとして、
 ローハン:人間の王国。都は、エドラス。王は、セドデン王

 旅の仲間:8人。ホビット4人、魔法使い、人間、エルフ国王の子、ドワーフ族の戦士

 オーク:敵

 フロッドとサム:モルドールにある滅びの山をめざして旅をしている。道案内が、やせたサルみたいなゴラム(指輪の前所有者だそうです)

 翼をもったでかいけもの(ヤマタノオロチみたい)にナズグルがのっている。

 アラゴルンとレゴラスとギムリの3人:オークとウルク=ハイにさらわれたメリーとピピンを追いかけていた。
 
 バルログ:悪鬼
 
 ガンダルフ:老人。(良い)魔法使い。人間の味方。白の魔法使いになった。(パワーアップした)

 スメアゴル:おさるさんみたいな、人間みたいな生き物。