2012年06月01日

西の魔女が死んだ 梨木香歩

西の魔女が死んだ 梨木香歩 新潮文庫

 この文庫は70刷もされています。人気があります。名作との評価がなされています。
 主人公のまいさんは中学3年生ですが、西の魔女である祖母との関わりをもったのは、中学1年生のときで、彼女は登校拒否を続けていました。
 おばあちゃんの魔法で、学校に行けるようになるまでが記されています。まいさんの心はせつない。
動植物のお話が出てきます。鶏に対する様子は優しげだけれど、卵も鶏本体も人間が食べるために飼育しているのです。まいさんは、甘やかされて育ちました。彼女は「良い子」という表示を張られた人形です。まいさんを見ながらわたしは、人間は、その成長過程のいつ頃から、自分を主体とする感情をもつようになるのかと考えました。
 今時、祖母と孫の関係は希少です。まいさんの祖母は外国人です。国籍と年齢にこだわって差別することが日本人の特徴です。そして、いじめはいつまでたってもなくなりません。こどもであることは、体力的にも発言力の力不足でも、とても苦しい。


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