2012年03月14日

キッド 映画 チャップリン

キッド 映画 チャップリン DVD

 男児が窓ガラスのガラスを割って、チャップリンがガラス屋でもうけるシーンしか知りませんでした。今回初めて見ました。全編を繰り返して2回観ました。長さは50分程度の映画です。
 キッドは1921年の無声白黒映画です。映像にチャップリンの姿が現れます。当時は拍手喝采だったことでしょう。映画に優しい気持をこめる方です。捨て子を拾って育てる姿からは先日読んだ「ピエタ」大島真寿美著を思いだしました。イタリアベネチアで捨てられたエミーリアの物語でした。世界中でこどもが捨てられています。
 ランプの消し方、やかんからのミルクの飲ませ方、ゆりかご、みなお手製です。至るところにみられる生活の知恵は文化です。こどもを捨てた母親は反省します。シンプルなテーマについて悲哀をこめて表現する技(わざ)に長(た)けています。

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