2012年02月27日

沈まぬ太陽 映画 ケーブルTV録画

沈まぬ太陽 映画 ケーブルTV録画

 航空会社労働組合員の生き方を描いた作品となります。娯楽映画で組合活動をとりあげることは異色です。この作品の評価はむずかしい。フィクションとなっていますが、特定の航空機事故を前面に出したためノンフィクション(実在)のものとなってしまいました。
 過剰な労働組合要求により自滅していった国鉄を思い出します。また、バブル経済崩壊期の証券会社とか病院経営も思い出します。浮き沈みいろいろなことがありました。
 不当な人事異動が続きます。不正との戦いと続きますが、記録映画の趣で深みがありません。組合があって、事故があって、個人があって、家庭がある。過去と未来が行き来して、青春時代への回顧(かいこ、ふりかえり)がある。
 人間が生き続けてゆくために必要なもの。「思い」「想い」「信頼」「愛」。だれもが愛を礎(いしずえ)に経済界を生きていけるわけでもない厳しさが裏に隠されています。
 創り(つくり)は重厚です。

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