2012年01月12日

炎のランナー 映画 DVD

炎のランナー 映画 DVD

 キリスト教の宗教色がかかったむずかしい映画でした。まずは、UK(ユナイテッドキングダム、英国)を讃える映画です。次に信条を(固く信じていること)を貫いた宣教師ランナーであるエリックを描く物語です。彼とはライバルであり互いに競技の支えとなったユダヤ人ランナーハロルドがいますが、彼の場合は、人種差別との戦いというよりも彼と恋人との愛情物語となっています。音楽は高尚で荘厳(そうごん)な英国映画です。1924年のパリオリンピックで100mと400mで金メダルを獲得した大学生の実話となっています。
 宣教師のエリックは100mの予選が安息日の日曜日に設定されていたため出場を辞退します。そのことについて映画を観たときはそこまでしなくてもと思いました。3日後、やはり辞退すべきだと思い直しました。
 崇高なことから自分には合わない映画でした。「王(イギリス国王)」と「神(キリスト教の神)」を比較して、「王を選ぶのか、神を選ぶのか」という選択は、両者とも意識をもたない者にとって、遠い問いかけです。映画での登場人物たち(英国大学関係者)は、王(国の権威)を優先するよう宣教師志望の大学生エリックを説得します。対してエリックは神があってこそのランナーだと意志を貫きます。重苦しい。2・3感じたことを記して終わります。1981年、30年前の映画です。事例自体は1920年代のことです。いまの時代は自由な選択ができるようになりました。されど、エリックは宗教界で生きていく人でした。予選出場は辞退するしかありません。たまつきで、400mの選手がエリックに出場を譲ります。潔い。(いさぎよい)エリックとハロルドはふたりでひとりです。周囲にいる人たちがふたりを支えます。言い尽くされたことですが、人間がひとりでできることは限られています。
 神の国の教えは民主主義ではありません。絶対服従の世界です。選択の余地がありません。
 映画は1920年代の世界を再現してくれています。外国旅行とタイムトラベルを楽しみました。車はクラッシクカー、人々はみな帽子をかぶっておしゃれです。映画は鑑賞者に疑似体験をさせてくれます。


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