2011年12月31日

2011年 今年観てよかった映画

2011年 今年観てよかった映画

さや侍 映画館
 「さや侍」ということから、刀の刃がない状態で、どうやって、チャンバラをやるのかと興味をもちました。チャンバラではありませんでした。母親を失くした失意の若君を30日以内に笑わせることがさや侍の役目でした。笑わせることができなかったら切腹です。

うさぎドロップ 映画館 
 祖父のお葬式シーンから始まります。ひとり暮らしをしていた祖父の隠し子がりん6才、祖父と顔がそっくりな孫がだいきち26才ぐらい、そのふたりの擬似父子家庭の暮らしです。この映画は甥(おい)だいきち26才ぐらいと叔母りん6才という奇妙な関係の擬似親子物語です。

ハンサムスーツ DVD
 はちゃめちゃな内容ですが、よくできています。日本映画もがんばれ!と声援を送ります。タイトルのとおり、スーツを着るとハンサムになるのですが、元の人の顔がよくなるのではなく、別人になるのです。それなりの不自由さが待ち受けています。

ワイルドスピードメガマックス 映画館
 素直に楽しめる映画です。タイトルのとおり乱暴でスピーディなアクションが連続的に繰り返されます。どうやって撮影したのだろう。ものすごい費用がかかっているようですが興行は成功して回収するでしょう。
 ブラジル・リオデジャネイロの急斜面にあるスラムを根城にして、いわゆる義賊(ぎぞく、弱気を助け強気をくじく悪人)が、本物の悪人と悪人と結託した警察職員たちを叩くストーリー運びとなっています。アクションシーンでは、たくさんのスポーツカータイプの乗用車が用いられています。車好きの人たちへのサービス映画です。

Mr.&Mrs.Smith ミスター アンド ミセス スミス DVD
 競合する殺し屋組織をロミオとジュリエットの下地にのせる。それぞれの代表がミスター・スミスとミセス・スミスとする。ただし、前者では結婚できず悲劇となるが、後者では新婚さんという設定にする。
 夫婦の育成番組のようです。最初はお互いが殺し屋であることを知らない。ふたりのカウンセリングシーンから始まります。お互いに殺し屋であることが秘密となっているので、夫婦仲がしっくりいっていません。ラストシーンもカウンセリングシーンです。夫婦仲は円満へと変化しています。途中経過で何があったのか。壮大な夫婦喧嘩がありました。お互いを狙った銃撃戦に始まり、殴ったり蹴ったり、爆発物が破裂したり、いやはや気持ちがいい。最後にふたりはお互いを認め合い、誤解も解けて、しっかり抱きあうのです。

レインマン DVD
 涙なしでは見られない。しっかり見ないと涙は出ない。亡くなった父親と母親の愛情のもと、自閉症の兄レイモンド(発音の続き具合からレインマン)と施設に入所した兄の存在を知らずに大人になったチャールズ(メインマン親友)のコネクティング(つながり)づくりを描いた映画です。知らない身内がどこかにいるという設定は、現実にもあります。

ウォーターボーイズ DVD
 もう何度も見ました。2001年の作品になります。男子高校生が文化祭でシンクロナイズドスイミングをする内容となっています。当時は、男子がシンクロナイズドスイミングをするということは、考えられないことでした。さらに、映画化することも思いつくものではありませんでした。洋画「クールランニング」では、常夏の国ジャマイカの陸上選手が冬季オリンピックのボブスレーに出場しています。スイミングもボブスレーも実話が映画化のきっかけになっています。

キューポラーのある街 DVD
 吉永小百合さん17歳の体当たりの演技が光ります。前半は彼女の弟、小学校6年生タカユキくんと在日朝鮮人であるさんちゃんたちの言動に笑わされます。明るいところがいい。ドリフターズの喜劇を見ているようです。社会問題を背景にしながら思うようにならない貧困暮らしと希望をめざして歩く人々の姿が濃厚に描かれます。まじめだけでは生きていけない生活環境があります。

雨に唄えば DVD
 映画には2種類あると思うのです。「娯楽映画」と「芸術映画」です。わたしは、人がしあわせな気分になれる映画を見たい。だから、「娯楽映画」が好きです。

ライフ・イズ・ビューティフル DVD
 妻ドーラがいて、夫グイドがいて、息子ジョズエ5才がいて、人生は素晴らしいという映画です。見終わってから、俳優さんたちのインタビュー特典を見て、また最初からもう一度見て、半日が終わりました。イタリア系ユダヤ人収容所での出来事です。わたしは、ユダヤ人が何なのか、なぜ差別されるのかはわかりません。明るいイタリア語の響きがあって、息子を守るための嘘で固めた父子関係があって、最初から最後までぴんと張っているのは、グイドはドーラが大好きだ!という恋愛です。グイドはドーラのために息子ジョズエを守ったのです。彼は男の中の男です。

三銃士 3D 映画館
 英国・インド映画「スラムドック$ミリオネラ」では、クイズミリオネラの最終問題が三銃士の名前でした。アトス、アラミス、ポルトスです。3人のうちのだれかは高いところを俊敏に動き回り、もうひとりは捕(つか)まえても怪力だから捕まえたことにならず、最後のひとりはなんだったか忘れました。ダルタニアンは三銃士のひとりではなく、あとから仲間になった若者です。三銃士の3Dはたいへん美しい。衣装の色や細工、建物内の絵画、登場人物の皮膚の状態、加えて戦闘飛行船の映像は迫力があります。

十三人の刺客(しかく、暗殺者・殺し屋) DVD 
 内容は、とある藩の内紛です。時代は1845年頃、暴君というよりも鬼畜(きちく、残虐行為を行う者)である藩主を暗殺する計画です。鬼畜でも主君に仕えることが武士の努めと主張する体質の武士群と天下万民のために(下が支えてはじめての上と主張)命を賭ける13人の闘いです。

ニュー・シネマ・パラダイス DVD
 「泣ける映画」という記事を読んで観てみました。イタリア・フランス映画です。2時間ぐらいの劇場版と別に完全版があるようで、見たのは完全版の3時間近い長編となります。第二次世界大戦後まもなくの敗戦国イタリアの暮らしは貧しい。シチリア島の青い海が美しい。大人の映画です。焦点を絞ると、田舎から都会に出て初老期を迎えた男性向きの映画です。途中、これでは泣けないと、紹介記事の詐欺性を疑いました。しかし、ラストシーンで、胸にじんときました。泣けます。映写技師アルフレードはトトに、お詫びと励ましのメッセージをプレゼントしています。

シェルブールの雨傘 DVD
 ミュージカルでした。すべてのセリフが歌詞になっています。この映画は1964年のフランス映画です。20才の男とその年下の恋人女性が好き同士になるも結婚できなかった。歳月が流れて、互いに伴侶とこどもを得たときに偶然再会し、立ち話をしたあと、永遠に別れるという筋立てになります。雪が降るガソリンスタンドでのやりとりと情景には胸が詰まります。いい映画でした。

ステキな金縛り 映画館
 満員でした。こどもさんからお年寄りまで楽しめる映画です。笑えます。泣けます。
 落ち武者の幽霊である更科六兵衛(さらしなろくべえ)を、法廷の証人として呼ぶことになって、六兵衛が深津弁護士に「大丈夫、大丈夫?!」と何度も念を押す。深津弁護士の「大丈夫!」という返事が安心感を生んだ。

ショーシャンクの空に DVD
 こういう映画があることを知りませんでした。ネット検索で見つけました。94年の作品です。この年はほかに有名になった映画があって、その映画の陰に隠れてしまったそうです。名作に数えられています。アメリカ合衆国にあるショーシャンク刑務所に無実の罪(射殺による殺人)で入れられたアンディ(銀行職員)と同房にいたレッドとの物語です。お話はレッドの語りで引っ張られていきます。

素晴らしき哉(かな)、人生! DVD
 ラストシーンでは目頭が熱くなります。涙がにじみます。途中で、最後はそうなるのかなと思わせますが、いったん打ち消しの意識が硬く根付きます。淀川長治さんの解説にあるように「善人万歳」の映画です。観てよかった1本でした。
 1946年のクリスマス・イブ映画で白黒です。前半はアメリカ映画らしく明るく豪快で一直線です。白人の映画だと少々嫌悪感を抱きました。後半は、イタリア系移民の監督(フランク・キャプラ)らしく、人心に深く刻み込まれる情愛が広がります。先日観た「ステキな金縛り」劇中の白黒映画2本からこの作品にたどり着きました。三谷幸喜作品の源泉がここにあります。

ミッション・インポッシブル4 ゴースト・プロトコル 映画館
 筋立てはよくわかりませんが、ストーリーは無視して、迫力に満ちた映像、耳をつんざく大音響、こんなことよくできたなというアクション(格闘・立ち回り)、そして音楽を楽しむ映画です。

リアル・スティール 映画館
 何度も繰り返して観たい。最高でした。


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