2010年11月09日

オズの魔法使 DVD

オズの魔法使 DVD

 見たのは今回が初めてです。何回も見たほうがいい。見れば見るほど味わいが出てくる映画と感じました。1939年の作品ですから今からもう71年前の映像になります。
 主な魔女が2人登場します。魔女同士が対立しているのは、対立を好んだ昔のアメリカ人気質と感じるのです。今は異質な者同士が共存できる社会に変化しています。
 アニメの中に人間の実写があるような異空間の世界となっています。主人公の少女12歳ぐらいのカンザス州に住むドローシーの動きは、お人形さんが歌っているようです。彼女はどうも両親がいないらしい。叔父叔母のもとで暮らしています。彼女にとっての魔女は、彼女の愛犬であるトトをいじめる大地主の女性ガルチさんです。愛犬トトが処分されることがきっかけになって、ドローシーはトトとともに家出し、竜巻に巻き込まれて気を失うのです。
 ドローシーは桃太郎が犬、猿、キジを従えたように、カカシ、ライオン、ブリキ人間を連れ、そして、桃太郎が鬼と戦ったように、魔女と戦うのです。そのときのキーワードが、「脳みそ(知恵)」、「勇気」、育ててくれた人を慕うということです。ドローシー宅のファミリーは、こどもを包み込む親代わりの人がいるあたたかい家庭です。
 ドローシーは、はきはきしています。元気がいい。しっかりしています。自分を攻撃してくる者に対して向かっていきます。その点で、アメリカ人らしい。

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