2008年06月12日

台北 龍山寺

台北 龍山寺

 下町のお寺ということで案内されました。台湾総統選挙投票日だったので、当選祈願のためにいつもよりもより混雑していたようです。お寺さんの運営資金は主に財産がある人たちからの寄付、そして日々の清掃をはじめとした運営は、地元の人たちのボランティアで成り立っているそうです。
 願い事の内容によって仏さまが何体も分かれていました。最初にボランティアの女性から太くて長いお線香を7本いただきました。無料です。またお茶も無料でいただけます。赤い三日月のような形をした木片をふたつ足元に落としてその表裏の出方の組み合わせのあとおみくじを引きました。おみくじが引ける組み合わせがなかなか出なくて何度もやりなおしました。おみくじを引いて、悪い内容だったのですが、もう1回引けばいいと勧められて笑ってしまいました。おみくじは無料でした。そんなふうだったこともあり、このお寺さんでの滞在時間は長くなりました。
 驚いたのは、お供え物の果物・野菜類は各自がお参りを済ませたあとに持ち帰るのです。ごりやくがあるその食べ物をいただくのだそうです。お賽銭の箱もありませんでした。願い事がかなったときや、その気になったときにお礼として、お寺さんに寄付するそうです。感心しました。
 お供え物がずらりと並べられた台の上をながめながら「これは何という野菜だろうか」と話していたら、お隣にいた台湾人のおばあさんが紙に漢字を書いて教えてくれたのでびっくりしました。日本語教育を受けた世代のようです。
 最初にいただいた7本のお線香を1本ずつそれぞれの仏さまの前に立てていきました。お寺さんの施し(ほどこし)があるので台湾ではホームレスが少ないそうです。(でも士林夜市(しりんよいち)にひとりいました。)





























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