2008年06月10日

列車での外国人ファミリー

列車での外国人ファミリー

 栃木県宇都宮駅で、とりめし弁当と山菜弁当を買って、日光線の車内で食べるつもりでした。下のホームへ降りていくと、横長シートだったので、他の乗客の手前、食べにくいなあ。
 ドアはほんの少しのすき間を残して閉じている。自分であけてちょうだいみたいな表示あり。そういえば、こどもの頃の電車は自分で戸を開けて乗車していました。今でもあるんだー。戸を開けて中に入ると、がらがらに近い。でもなにか雰囲気が違う。外国人のファミリーが多いのです。西欧人、南米人と思われる。みなさん、ラフな格好で、外国から観光で来たのではなく、日本に居住している方たちが普段着で遊びにいく様子です。席もあいているし、これなら遠慮せずに駅弁を食べられる。
 わたしの隣には小学生らしき外国人の男の子がふたり、お向かいにそのご夫婦と通路に大きなベビーカーが2台。奥さん、4人も産んで、がんばったなー。ポルトガル語で家族が会話しています。向かいに座っていたご主人が隣のサラリーマン2人連れに英語で話しかけました。若い男性はイエス、イエスを繰り返している。「困ったなー」という日本語が彼の口から出る。ご主人は、華厳の滝と東照宮は近いのかとか、JR日光駅と東武日光駅は近いのかとか、東照宮までは歩くと何分かかるのかとか聞いている。若い男性は四苦八苦しながら英単語を並べていました。
 日光駅に着いたときに、突然、ご主人が話しかけてきました。ここは、日光駅か(そうです。終点です。)東照宮まで徒歩で10分か。(そんなに近くない。上り坂が続く。)そんな会話をしました。彼は駅前で、走り出したバスを、大声をあげながら手で制して強引に止め、家族6人がバスに乗っていきました。映画のワンシーンを見ているようでした。
 その後自分たちは、レンタカーでいろは坂を上り、明智平の展望台から中禅寺湖周辺を巡り夕方華厳の滝を見上げながらその雄大な姿に心を打たれ、来てよかったなー。そこへ、さきほどのご主人が大きなベビーカーをかかえて水しぶきに濡れながら突如現れました。あれ! 東照宮へ行ったんじゃなかったの!! パワフルなファミリーでした。





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