2024年07月14日
国立国会図書館を見学する。
国立国会図書館を見学する。
今年の一月は、国会の衆議院を見学しました。
そのとき、国会の横にある国立国会図書館が見学できることを知りました。
事前に電話で国立国会図書館の担当者の方とやりとりなどをして、見学の予約がとれました。
以前、なにかのテレビ番組で、図書館内を紹介していました。NHKだったと思います。地下深くにある書庫の映像が出ていた記憶です。
次の写真で、右側の建物が、『新館』です。まずそこで利用者登録をしました。午前11時半ごろに入館しました。(4時間ぐらい滞在しました)
新規登録希望者は、自分たち夫婦しかいないだろうと思って行ったら、待合場所にたくさんあるベンチに若い人たちがたくさん座っていて、登録利用者カードの交付待ちをしていたのでびっくりしました。
運転免許試験場で、更新後の運転免許証を受け取るシーンに似ていました。ただし、ひとりずつ呼ばれて、名前の確認等がなされます。
登録利用者カードをもらって、駅の改札口みたいな入口を通って中へ入りました。新館と本館はつながっています。
お昼時だったので、本館6階にある食堂でランチを食べました。職員食堂みたいな雰囲気のところでした。お弁当持参の人が利用できるテーブルやイスの区域もありました。
今回訪問した目的は、もう二十年ぐらい前に自費出版した自分の本が国立国会図書館に所蔵されているので、見てみたかったのと、おそらく本のどこかに『国立国会図書館所蔵』みたいな表示があるに違いないと思い、記念に本の表紙と所蔵図書館名部分のコピーをもらおうというものでした。されど、目的の本を申し込んで受け取るまでに20分ぐらいかかりそうで、そのあと複写をお願いしてもまた順番待ちの時間がかかりそうでした。
国立国会図書館内の参観開始時刻が午後2時からだったので、自費出版した自分の本を確認するのはまた今度来た時でもいいかと思い、本館6階の食堂を出たあと、コーヒーでも飲もうと、本館3階の喫茶室へいきました。
行ってみて、そこで食事もできることを知りました。観光客の場合は、職員食堂の雰囲気がある本館6階の食堂よりも、こちらの本館3階の喫茶室のほうが、居心地がいいと感じました。観光中とみられる若い女性たちや少人数連れの外国人客の姿がありました。(その後、帰宅してから、新館の1階にも喫茶室があることに気づきました)
次の写真の左側にある建物が、『本館』です。
午後2時から予約してあった図書館内参観集合場所は、本館の南入口でした。写真にあるのは、本館東側にある一般利用者入口ですから、その前を通り過ぎて、右に曲がり、南側入口から中に入って、すぐ右にあるカウンターで警備員さんに話をして紙に名前を書きました。国会議員が図書館を利用するときはこの出入口から入るようです。
本館東側一般利用者入口のそばにあったオブジェです。(オブジェ:美術作品)
オブジェの反対側には、人間の像がありました。
やせたヨーロッパ人に見えました。男か女かの性別は判然としません。
妖精みたいなものだろうか。
参観では、ほかに申し込みをされた方もいっしょになって回り、職員さんに案内してもらいました。たくさんの質問などのやりとりもさせてもらいました。ご丁寧な説明をありがとうございました。
次の写真2枚は、地下30mの位置にある書庫の吹き抜け最下部から上方向を撮影したものです。
一番上の明るい窓が、地上の地面の位置にあります。外から見ると最上部は温室のようなつくりでした。
ここは、灯り(あかり)とりのための吹き抜けです。地下の書庫空間を照らす役目を果たしているそうです。地下書庫で仕事に従事される職員さんも、労働時間のほとんどを地下ですごすようですので、たまに、書庫から吹き抜け部分に出て、外の空気に触れると心身にいいでしょう。
次の写真で、正面、斜めになっている部分は階段です。
書庫の空間が、何層にも重なって、地下ビルの階層のようになっています。
いくつか、感想を並べてみます。
図書館ですが、利用者が利用する部分で、利用者が本を手に取れるような書庫とか書架、本棚がないことに驚きました。
たくさんパソコンが並べてあるスペースがあります。
パソコンで借りたい本を選んで申し込むそうです。
申し込んだあと、目的の本が受け取りカウンターに届いているのかをパソコンで確認してカウンターまで受け取りに行くそうです。
複写の依頼も同じようなやりかただと感じました。自分で、コピー機にコインを入れてコピーするのではなく、職員が事務室内でコピーしてくれたものを受け取るのです。
コピー代に1円未満の端数があるのが不思議でした。カラーA4だと1枚消費税込104.50円。白黒A4だと1枚税込27.50円、白黒A3だと1枚税込47.3円。支払う時、円未満が出ないような枚数を複写するのかなあと思いました。単位『銭(せん)』の支払いはできませんものね。
館内には、旅行バッグなどは持ち込めません。
ロッカーに預けて、ロッカー室にたくさんぶらさげてある透明のバッグに貴重品だけを入れて持ち歩きました。本の盗難防止のためなのでしょう。透明バッグには、ペットボトルを入れることができる部分がありました。
ロッカーを使用するときに100円玉がいります。100円玉は、使用後戻ってきます。
なんというか、地下書庫には、ものすごい量の本が保管されていました。
歴史があります。
明治10年(1877年)西南戦争のときの新聞を見せてもらいました。熊本県での激戦地田原坂の戦い(たばるざかのたたかい)の記事でした。去年12月に鹿児島市内観光に行ったのですが、西郷隆盛終焉(しゅうえん。命の終わり)の地あたりを見学したことを思い出しました。
地下書庫の通路から書架を見ただけですが、自分が二十代だったころに読んだマンガ本、『少年サンデー』が、本棚にずらりと並んでいて、背表紙を見て、西暦の数字が書いてあって、なつかしかった。心が不安定な若い時期に、マンガに支えられたということはあります。
国立国会図書館の仲間として、関西館(京都府精華町せいかちょう)と国際子ども図書館(東京上野公園内)があることを知りました。
今年の一月は、国会の衆議院を見学しました。
そのとき、国会の横にある国立国会図書館が見学できることを知りました。
事前に電話で国立国会図書館の担当者の方とやりとりなどをして、見学の予約がとれました。
以前、なにかのテレビ番組で、図書館内を紹介していました。NHKだったと思います。地下深くにある書庫の映像が出ていた記憶です。
次の写真で、右側の建物が、『新館』です。まずそこで利用者登録をしました。午前11時半ごろに入館しました。(4時間ぐらい滞在しました)
新規登録希望者は、自分たち夫婦しかいないだろうと思って行ったら、待合場所にたくさんあるベンチに若い人たちがたくさん座っていて、登録利用者カードの交付待ちをしていたのでびっくりしました。
運転免許試験場で、更新後の運転免許証を受け取るシーンに似ていました。ただし、ひとりずつ呼ばれて、名前の確認等がなされます。
登録利用者カードをもらって、駅の改札口みたいな入口を通って中へ入りました。新館と本館はつながっています。
お昼時だったので、本館6階にある食堂でランチを食べました。職員食堂みたいな雰囲気のところでした。お弁当持参の人が利用できるテーブルやイスの区域もありました。
今回訪問した目的は、もう二十年ぐらい前に自費出版した自分の本が国立国会図書館に所蔵されているので、見てみたかったのと、おそらく本のどこかに『国立国会図書館所蔵』みたいな表示があるに違いないと思い、記念に本の表紙と所蔵図書館名部分のコピーをもらおうというものでした。されど、目的の本を申し込んで受け取るまでに20分ぐらいかかりそうで、そのあと複写をお願いしてもまた順番待ちの時間がかかりそうでした。
国立国会図書館内の参観開始時刻が午後2時からだったので、自費出版した自分の本を確認するのはまた今度来た時でもいいかと思い、本館6階の食堂を出たあと、コーヒーでも飲もうと、本館3階の喫茶室へいきました。
行ってみて、そこで食事もできることを知りました。観光客の場合は、職員食堂の雰囲気がある本館6階の食堂よりも、こちらの本館3階の喫茶室のほうが、居心地がいいと感じました。観光中とみられる若い女性たちや少人数連れの外国人客の姿がありました。(その後、帰宅してから、新館の1階にも喫茶室があることに気づきました)
次の写真の左側にある建物が、『本館』です。
午後2時から予約してあった図書館内参観集合場所は、本館の南入口でした。写真にあるのは、本館東側にある一般利用者入口ですから、その前を通り過ぎて、右に曲がり、南側入口から中に入って、すぐ右にあるカウンターで警備員さんに話をして紙に名前を書きました。国会議員が図書館を利用するときはこの出入口から入るようです。
本館東側一般利用者入口のそばにあったオブジェです。(オブジェ:美術作品)
オブジェの反対側には、人間の像がありました。
やせたヨーロッパ人に見えました。男か女かの性別は判然としません。
妖精みたいなものだろうか。
参観では、ほかに申し込みをされた方もいっしょになって回り、職員さんに案内してもらいました。たくさんの質問などのやりとりもさせてもらいました。ご丁寧な説明をありがとうございました。
次の写真2枚は、地下30mの位置にある書庫の吹き抜け最下部から上方向を撮影したものです。
一番上の明るい窓が、地上の地面の位置にあります。外から見ると最上部は温室のようなつくりでした。
ここは、灯り(あかり)とりのための吹き抜けです。地下の書庫空間を照らす役目を果たしているそうです。地下書庫で仕事に従事される職員さんも、労働時間のほとんどを地下ですごすようですので、たまに、書庫から吹き抜け部分に出て、外の空気に触れると心身にいいでしょう。
次の写真で、正面、斜めになっている部分は階段です。
書庫の空間が、何層にも重なって、地下ビルの階層のようになっています。
いくつか、感想を並べてみます。
図書館ですが、利用者が利用する部分で、利用者が本を手に取れるような書庫とか書架、本棚がないことに驚きました。
たくさんパソコンが並べてあるスペースがあります。
パソコンで借りたい本を選んで申し込むそうです。
申し込んだあと、目的の本が受け取りカウンターに届いているのかをパソコンで確認してカウンターまで受け取りに行くそうです。
複写の依頼も同じようなやりかただと感じました。自分で、コピー機にコインを入れてコピーするのではなく、職員が事務室内でコピーしてくれたものを受け取るのです。
コピー代に1円未満の端数があるのが不思議でした。カラーA4だと1枚消費税込104.50円。白黒A4だと1枚税込27.50円、白黒A3だと1枚税込47.3円。支払う時、円未満が出ないような枚数を複写するのかなあと思いました。単位『銭(せん)』の支払いはできませんものね。
館内には、旅行バッグなどは持ち込めません。
ロッカーに預けて、ロッカー室にたくさんぶらさげてある透明のバッグに貴重品だけを入れて持ち歩きました。本の盗難防止のためなのでしょう。透明バッグには、ペットボトルを入れることができる部分がありました。
ロッカーを使用するときに100円玉がいります。100円玉は、使用後戻ってきます。
なんというか、地下書庫には、ものすごい量の本が保管されていました。
歴史があります。
明治10年(1877年)西南戦争のときの新聞を見せてもらいました。熊本県での激戦地田原坂の戦い(たばるざかのたたかい)の記事でした。去年12月に鹿児島市内観光に行ったのですが、西郷隆盛終焉(しゅうえん。命の終わり)の地あたりを見学したことを思い出しました。
地下書庫の通路から書架を見ただけですが、自分が二十代だったころに読んだマンガ本、『少年サンデー』が、本棚にずらりと並んでいて、背表紙を見て、西暦の数字が書いてあって、なつかしかった。心が不安定な若い時期に、マンガに支えられたということはあります。
国立国会図書館の仲間として、関西館(京都府精華町せいかちょう)と国際子ども図書館(東京上野公園内)があることを知りました。
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